資本業務提携の背景
トラック運送業は社会インフラとして不可欠である一方、ドライバー不足や高齢化、燃料費高騰といった経営環境の不透明感が増しています。特に、事業者の9割超を占める車両50台以下の中小事業者においては、日々の配車・運行管理に多くの時間を要し、FAXや紙の帳票が残る業務環境から、経営判断に必要なデータの整備・活用が困難な状況が見られます。また、経営者の高齢化に伴う後継者不在も課題となっています。
このような状況下で、六興実業は「社会インフラを後世に残す。そこにかかわる人が、豊かになる。」をビジョンに掲げ、トラック1台ごとの採算状況を可視化する「トラック経営の見える化」サービス等を通じて、創業以来約200社の中小運送会社の経営改善を支援してきました。2025年10月には株式会社北総運輸をグループに迎え、実運送会社の経営現場で自社サービスを活用した経営改善も推進しています。
「トラック経営の見える化」サービスの提供先が増加し、運送会社の現場に残る経営データが蓄積される中で、さらなるデータ活用の必要性と可能性が認識されていました。同時に、サービス提供先の運送会社からも、より深く経営に関与した支援を求める声が多く寄せられていました。
本提携先であるプロジェクトホールディングスは、企業の戦略策定に加え、現場に深く入り込んだ業務改革、新規事業開発、AIを活用した業務・事業変革支援において豊富なノウハウと知見を有しています。六興実業は、運送会社の経営支援に対するこれらの要望に応えること、自社の経営・オペレーションの高度化、そしてプロジェクトホールディングスの強みである地域金融機関や大手企業との連携拡大を目的として、今回の提携に至りました。

今後の取り組みと展望
六興実業は、今回の資本業務提携により得られる知見を活用し、以下の新たな取り組みを推進していく予定です。
-
トラックの運行データや積載・稼働率など、中小運送会社では取得が困難だったデータの取得や、ドライバーの勤怠、日常点検といった日々の業務の効率化・データ化を可能とする「ドライバーアプリ」の提供を2026年9月1日より試験的に開始します。
-
「トラック経営の見える化」サービスで蓄積されたデータ分析の高度化、およびAIを活用したアドバイスツールなどの開発・提供を通じて、経営支援アドバイスサービスを拡充します。
-
六興実業が培ってきた地域運送会社のネットワークを活用し、運送・配送プラットフォームの構築を目指します。
-
自社グループである北総運輸での実運送会社経営の知見を活かし、後継者不在などの課題を抱える運送会社の事業承継支援を行います。
六興実業は、運送領域において「社会インフラを後世に残す。そこにかかわる人が、豊かになる。」というビジョンを実現するため、これらの取り組みを着実に積み重ねていく方針です。
会社概要
株式会社プロジェクトホールディングス
-
商号: 株式会社プロジェクトホールディングス
-
代表者: 代表取締役CEO 土井 悠之介
-
所在地: 〒106-0041 東京都港区麻布台一丁目3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー24階
-
設立: 2016年1月4日
-
事業内容: DX・AIを軸に、コンサルティング・テクノロジー・HR領域で企業変革を支援する企業グループ
-
公式サイト: https://phd.co.jp/
六興実業株式会社
-
商号: 六興実業株式会社
-
代表者: 代表取締役 段林 修平
-
所在地: 茨城県つくば市東新井13-2 関友ウエストビル401号
-
設立: 2023年10月17日
-
事業内容: トラック運送会社向け経営支援サービスの提供 等
-
グループ会社: 株式会社北総運輸(千葉県富里市/2025年10月グループイン)
本件に関するお問い合わせ先
六興実業株式会社 担当:石田
お問い合わせフォーム: https://www.rokko-jitsugyo.co.jp/contact/inquiry