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ストラタシス、新型「F870™ FDM®システム」発表 北米トヨタとリビアンが導入し工場現場でのアディティブ製造を加速

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「F870™ FDM®システム」の概要と特徴

F870™ FDM®システムは、大型造形能力と高い造形安定性、再現性を特徴としています。ビルドプレートだけでなく造形空間全体を加熱する「恒温チャンバー」環境下での大型造形に対応し、過酷な製造環境においても安定した性能を発揮します。造形容積は1000 × 610 × 610 mmと、同クラスで最大級の容量を誇ります。

本システムは、高い強度と耐久性を備えた産業用グレード材料群に対応しており、具体的にはNylon 12CF™、ASA、ABS、および新材料FDM® ABS Draft(Gray)が挙げられます。特にNylon 12CFカーボンファイバーは、過酷な製造現場で求められる治工具や固定具の強度、剛性、耐久性を提供します。これにより、治具・工具、固定具、製造補助具から最終用途部品まで、幅広い用途での生産性向上に貢献します。さらに、低い総所有コスト(TCO)を実現し、製造業におけるアディティブ製造の適用範囲拡大を支援します。

ストラタシス製大型3Dプリンターの内部造形エリア

主要メーカーでの導入事例

現在、F870™ FDM®システムは、米ケンタッキー州ジョージタウンに拠点を置く北米トヨタの生産技術部門や、ミシガン州プリマスのリビアン・オートモーティブなどの主要メーカーで導入が進められています。

これらの企業では、商用提供開始に先立ち、工場向けの治工具や製造補助具から高度な試作ワークフローまで、幅広い用途で本プラットフォームの評価を進めています。初期導入では、自動車用治工具や製造補助具に加え、従来は長い加工リードタイムを要していた大型の固定具、組立工具、検査ゲージなどの生産支援用途への活用が進められています。

ストラタシスのチーフ・ビジネス・ユニット・オフィサーであるリッチ・ギャリティ氏は、「製造業の顧客は、生産スピードの向上、コスト削減、そして変化し続けるサプライチェーンや製造要件への迅速な対応を実現する、実績あるソリューションを求めています。F870は、工場現場において大型の治工具、固定具、製造補助具を製造するためのアディティブ製造ソリューションに対する顧客ニーズへの深い理解と、ストラタシスが培ってきた先進的な製造分野での知見を反映したユニークな製品です」と述べています。

北米トヨタのアディティブ製造エンジニアであるダラス・マーティン氏は、「ストラタシスのアディティブ製造がもたらす価値をすでに実感しています。次の課題は、その活用範囲をさらに多くの用途へと広げることです。F870の大容量造形性能、優れた材料特性、そして産業用途向け機能の組み合わせは、私たちが解決しようとしている製造上の課題に合致しています」と述べています。

今後の展望

F870™ FDM®システムは、2026年9月14日から19日までシカゴで開催されるIMTS 2026(南ホール、ブースNo.338460)において展示される予定です。

ストラタシスは、F870の導入により、製造業におけるコスト削減、生産対応力の向上、そしてアディティブ製造のさらなる活用拡大を支援することを目指しています。

関連情報

ストラタシスは、航空宇宙、自動車、医療、コンシューマー製品、教育などの業界に向けた革新的な3D造形ソリューションを通じたアディティブ製造技術への世界的な移行を牽引している企業です。スマート・コネクテッド3Dプリンタ、樹脂材料、ソフトウェア・エコシステム、オンデマンド部品を通じて、製品バリューチェーンのあらゆる段階において競争優位性を提供しています。日本子会社であるストラタシス・ジャパンは、3Dプリンタおよび3Dプリンタ材料の販売やパーツ造形サービス(DFP)を提供しています。

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