TAC株式会社は、TAC簿記検定講座において、27年2月目標の「全経上級対策Web通信講座」を開講します。申込受付は10月30日(金)に始まりました。日商簿記1級学習経験者のための講座で、入会金(10,000円・税込)は免除されます。

学習範囲が日商簿記1級とほぼ同一の全経上級
全経簿記上級は、全国経理教育協会(ZENKEI)が主催する簿記能力の検定試験です。日商簿記検定と同じく簿記の資格として履歴書に記載でき、経理職を希望する際にも有利とされています。また、日商簿記1級と同様に、合格すると税理士試験の受験資格を得られます。なお、この受験資格は2023年度から、税法科目のみの受験資格の1つという扱いになっています。
全経上級は学習範囲が日商簿記1級とほぼ同一であることから、TACは1級学習経験者におすすめの資格としています。ただし、使用する勘定科目が異なるほか、日商簿記1級と比べて記述式で答える問題が多いなど、全経特有の出題があるため、対策が必要です。TACは、日商簿記1級の学習をひと通り終えた人であれば、両試験の違いを把握することでスムーズに合格を狙えるとしています。
試験科目は「商業簿記/財務会計(上場企業)」と「原価計算/管理会計」の2つです。前者では、上場企業のCFOや公認会計士、税理士などの会計専門職とその候補者に必要な簿記・財務会計の理解と、会計情報の作成・利用が問われます。後者では、製造・販売過程にかかわる原価の理論を理解したうえで原価に関する簿記を行い、損益計算書と貸借対照表を作成できることや、意思決定・業績評価のための会計を運用できることが求められます。

1科目1回の講義で違いと対策を効率よく学ぶ
講座は全2回の構成で、商業簿記・財務会計と原価計算・管理会計をそれぞれ1回ずつ、各120分で扱います。各科目とも前半は全経上級セミナー講義、後半は答練解説という流れです。
講座の概要
- 講座名:日商簿記1級学習経験者のための全経上級対策Web通信講座【全2回】
- 担当講師:安慶名 俊彦(あけな としひこ)講師
- 配信日:2026年12月10日(木)より
- 視聴期限:27年2月28日(日)まで
- 受講料:4,900円(消費税10%・教材費込)
- 入会金:免除(通常10,000円・税込)
教材と学習の進め方
教材は、商業簿記・財務会計と原価計算・管理会計の補助レジュメが各1部、答練問題が各1回分です。いずれもWEB SCHOOL内の「講義一覧」からPDFでダウンロードして使います。答練問題は受講者が各自で解き、解答後に解説講義を視聴する形式です。
担当講師「両方へのチャレンジをすすめたい」
担当の安慶名講師は、全経上級試験は日商簿記1級と並ぶ簿記の最高峰資格と言われていると紹介しています。10年ほど前までは日商1級と全経上級で試験の傾向がかなり異なり、全経上級の対策をしっかりとする必要があった一方、最近は若干の違いはあるものの、ほぼ同じような出題がされていると考えてよいとの見方を示しています。そのうえで、両方の試験に挑戦することをすすめています。
出典:TAC株式会社