
累計3万人規模の人事データの解析から見えた「やる気の構造」
株式会社VITAL DESIGN(本社:東京都港区)の代表取締役CEO・渡邉貴志氏による初の著書『部下のやる気は仕組み化できる データサイエンスでわかった熱狂するチームのつくり方』が、2026年10月30日(金)にSBクリエイティブから発売されました。同社は書籍の発売に合わせて、3つの入り口を用意しています。本で考え方を知り、無料の「FANS診断」で手軽にチームの状態を確かめ、本格的に向き合う企業は「組織の健康診断」で全社の現在地と打ち手を明らかにする、というものです。
若手の離職は、多くの企業で経営課題になっています。現場のリーダーは離職を減らすよう求められていますが、1on1やエンゲージメント施策を重ねても手応えを得にくいのが実情です。渡邉氏は、その背景として「やる気」を本人の資質の問題として片づけてしまい、やる気が下がる原因をつかめていないことを挙げています。
渡邉氏は豊田通商と伊藤忠商事で計13年、人事・組織開発と新規事業開発に携わり、累計3万人規模の人事データを解析してきました。本書は、そのデータから見えてきた「やる気の構造」と、再現性のあるマネジメントの方法をまとめたものです。『ReHacQ』プロデューサーの高橋弘樹氏が推薦を寄せています。
やる気を左右する4つの要素「FANSモデル」
本書の中心にあるのは、渡邉氏が人事データの分析から導いた「FANSモデル」です。やる気を左右する要素を、次の4つに整理しています。
- F(貢献実感/Feeling of Contribution):仕事が顧客や仲間の役に立っていると感じられること
- A(自己決定感/Authority):仕事の進め方を自分で決められること
- N(新規性・創造性/New):新しいアイデアや挑戦が受け入れられること
- S(スピード感/Speed):判断が早く、仕事が前に進んでいくこと
本書では、4つのうちどの要素が下がっているかによって部下をタイプに分け、タイプごとに避けたい関わり方と、やる気を上げ続けるマネジメントを具体的に解説しています。さらに、上司一人の頑張りで終わらせないよう、チームや会社の仕組みに落とし込む方法まで取り上げています。章立ては「やる気のある人が辞めていく組織で、何が起きているのか」から始まり、「FANSモデル」の解説、「FANS診断リスト」による部下のタイプの見極め、タイプ別の関わり方を経て、「やる気を仕組み化し、躍動し続けるチームをつくる」までの全5章。読者特典として「FANS診断リスト」(PDF)をダウンロードできます。定価は1,760円(本体1,600円+税10%)、四六判・264ページで、Kindle版などの電子書籍も用意されています。

刊行記念の「組織の健康診断」と無料の「FANS診断」
出版記念キャンペーンとして同社は、エンゲージメントサーベイ「フロースケール」を使った「組織の健康診断」を、50社限定価格で提供します。本を読んで「自社ではどうか」を確かめたい企業に向けたもので、次の流れでサーベイの実施から結果報告、具体的な打ち手の提案までを一貫して行います。
- STEP 1:心理学に基づいて「仕事への没頭感(フロー状態)」を測るサーベイ「フロースケール」を、Webフォームで実施
- STEP 2:回答結果を分析し、組織の現在地と課題を報告書にまとめる
- STEP 3:報告書をもとに、現場で実行できる施策を提案
料金は1社200万円(税別)です。対象は50社限定で部署単位でも申し込むことができ、定員に達し次第、受付を終了します。申し込み期限は2026年12月末までで、同社のお問い合わせフォームから受け付けています。また同社ウェブサイトでは、7つの質問に答えるだけでFANSモデルの観点からチームの熱量(仕事への没頭度)を確かめられる「FANS診断」を無料で公開しています。本を手に取る前の現状把握や、読んだ後の振り返りに活用できるものです。
発売当日の20時には、本の要約サービス「flier(フライヤー)」の公式YouTubeチャンネルで同社を紹介する動画が公開されます。「データでパッションを取り戻す」を実践するメンバーと、人事データを活かした組織づくりの取り組み事例が紹介される内容です。
「辞めていくのは、やる気のある人」という現実
渡邉氏は、豊田通商と伊藤忠商事で13年間、人事と新規事業に携わるなかで、辞めていくのは「やる気のない人」ではなく、むしろ「やる気のある人」だという現実を何度も見てきたと振り返ります。やる気は本人の性格の問題として片づけられがちですが、データを見ると上司の関わり方や組織の仕組みで大きく変わることがわかるといいます。本書については、根性論や上司個人の頑張りに頼らず、再現性のある形でチームの熱量を高めるための一冊だと位置づけ、「日本の『働く』を、もっと熱く、面白いものにしていきます」とコメントしています。
渡邉氏はLangara College(カナダ)、上智大学を経て両社に勤務し、累計3万人規模の人事データを解析しながら、社員の潜在的なニーズの発掘や風土改革を推進してきました。新規事業開発では両社で全社横断型のリーダーを務め、100件以上の案件を審査・伴走しています。米国公認会計士(USCPA)で、ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会研究員も務めます。ReHacQ、PIVOT、TBS「CROSS DIG with Bloomberg」などに出演しており、出演回の累計再生数は72万回を超えています。2025年1月設立のVITAL DESIGNは「データでパッションを取り戻す」を掲げ、エンゲージメントサーベイ「フロースケール」、人事データ統合・深層心理分析、人事データ分析研修・伴走支援、独自の「FANSモデル」による組織風土改革などを通じて、社員が自走し仕事に没頭できる組織づくりを支援しています。