
16組の起業家とVCが競った「Incubate Camp 19th」の結果
創業期の投資・育成に特化した独立系ベンチャーキャピタルのインキュベイトファンド株式会社(東京都港区)は、2025年10月29日(木)・30日(金)の2日間、起業家と投資家による合同経営合宿「Incubate Camp 19th」を開催しました。
この合宿では、16名の起業家がそれぞれベンチャーキャピタリスト(ゲストVC)とペアを組み、1泊2日で事業を磨き上げます。2日目の事業ブラッシュアップを経て行われた決勝プレゼンテーションの結果、総合1位には淡水養殖場のロールアップによって国産サーモンの生産・加工・販売を手がける株式会社sa-moが選ばれました。
総合順位の上位5社と担当ゲストVC、各社の事業概要は次のとおりです。
- 1位:株式会社sa-mo / 村上 雄哉氏(担当:Dual Bridge Capital / 寺田 修輔氏)。淡水養殖場のロールアップによる国産サーモンの生産・加工・販売
- 2位:株式会社SolaNika / 菊池 舞氏(担当:Angel Bridge / 河西 佑太郎氏)。レーザー光無線給電による、移動体・遠隔機器への次世代電力供給インフラ
- 3位:株式会社Quick / 丸澤 賢司氏(担当:Eight Roads Ventures Japan / 村田 純一氏)。AIとロボティクスで、進化し続ける医療インフラをつくる
- 4位:株式会社YAMASTRO / 清水 佑磨氏(担当:UntroD Capital Japan / 永田 暁彦氏)。ソフトウェア駆動の自動化工場の建設・運営
- 5位:株式会社大和インフラロボティクス / 福塚 大和氏(担当:ファーストライト・キャピタル / 頼 嘉満氏)。完全自動橋梁メンテナンスシステム
総合順位は、Day2にゲストVCと審査員が投資検討の観点で最も高く評価した5社を選出したものです。総合1位の株式会社sa-moは、スポンサー・オーディエンス賞とJERA賞もあわせて受賞しました。

成長度やプレゼン、メンタリングを評価する各賞
ベストグロース賞・スポンサー・オーディエンス賞
ベストグロース賞は、ゲストVCと審査員によるDay2の順位が、ゲストVCによるDay1の順位から最も上がった企業3社を選ぶ賞です。今回は株式会社Ur AI / YELLA SANDEEP氏(担当:JAFCO 坂 祐太郎氏)と、株式会社大和インフラロボティクス / 福塚 大和氏(担当:ファーストライト・キャピタル 頼 嘉満氏)が1位タイとなりました。スポンサー・オーディエンス賞は、スポンサーと、オーディエンスの起業家・VCが、プレゼンテーションが魅力的で分かりやすく、一番応援したいと思った企業1社を選ぶもので、株式会社sa-mo / 村上 雄哉氏(担当:Dual Bridge Capital / 寺田 修輔氏)が受賞しています。
各種企業賞
プラチナスポンサー5社がそれぞれ独自に1社ずつ選ぶ企業賞の結果は以下のとおりです。
- 森ビル賞:Cataris株式会社 / 松本 悟志氏(担当:Coral Capital / 澤山 陽平氏)
- HATARABA賞:株式会社YAMASTRO / 清水 佑磨氏(担当:UntroD Capital Japan / 永田 暁彦氏)
- 電通賞:株式会社Real Touch / 牧 駿氏(担当:グロービス・キャピタル・パートナーズ / 福島 智史氏)
- JERA賞:株式会社sa-mo / 村上 雄哉氏(担当:Dual Bridge Capital 寺田 修輔氏)
ベストキャピタリスト賞
投資家側を評価する賞として、Day1のメンタリングで起業家からの評価が最も高かったゲストVC5名を選ぶベストキャピタリスト賞も設けられています。結果は次のとおりです。
- 1位:UntroD Capital Japan / 永田 暁彦氏
- 2位:グロービス・キャピタル・パートナーズ / 福島 智史氏
- 3位:JAFCO / 坂 祐太郎氏
- 4位:Dual Bridge Capital / 寺田 修輔氏
- 5位:サイバーエージェント・キャピタル / 近藤 裕文氏

19回目を迎えた宿泊型プログラムの仕組みと実績
Incubate Campは、シード・アーリーステージの起業家と、GP・パートナークラスのベンチャーキャピタリストがタッグを組み、事業を急加速させることを狙った2日間の宿泊型イベントです。エントリー者の中から選考を通過した16名の起業家が招待され、16名のゲストVCとディスカッションを重ねながら、事業プランのブラッシュアップや資金調達へとつなげていきます。審査員には、DBJキャピタル株式会社、株式会社三井住友銀行、株式会社WiLなどに所属する方々に加え、インキュベイトファンド株式会社の赤浦 徹、本間 真彦、和田 圭祐、村田 祐介、ポール・マクナーニが名を連ねました。
2010年の1st開催から数えて今回で19回目となり、累計の参加起業家数は280名を突破しています。直近の13th〜18thでは、参加企業がIC参加後に調達した資金の額が500億円以上に達しました。
「志ある起業家の挑戦を、愚直に支え抜く」をモットーに掲げ、シードスタートアップへの投資で国内最大規模の実績を持つインキュベイトファンドは、今後も1社でも多くの事業成長・資金調達支援につながるイベントや勉強会を開催していく方針です。イベントの開催情報は、同社が運営するスタートアップ・VC業界の情報発信マガジン「Zero to Impact Magazine」で案内されます。
出典:インキュベイトファンド