スキャナを活用したデジタル採点システムやマークシートシステムを手がけるスキャネット株式会社(東京都千代田区、代表取締役:小池 隆善)は、2026年10月26日、入学試験向けの新製品「らく点マークくんクラウド」の提供を始めました。入学試験で使われるマークシート答案の採点・集計業務を支援するクラウド型システムです。

採点・集計から結果出力までをクラウド上で
「らく点マークくんクラウド」は、入学試験で使用するマークシート答案の読み取りから採点・集計、結果出力までを支援します。答案をスキャナで読み取り、採点から集計、結果確認までをクラウド上で行うことで、限られた時間の中で正確性が求められる入試採点業務の効率化を支援することが狙いです。大量の答案を扱う入試において、採点担当者の作業負担を軽減するとしています。
読み取りから採点・集計までをシステム化することで、手作業による集計作業を削減し、正確さが求められる入試業務をサポートします。当面は大学の入試業務での活用を想定しており、今後は大規模な検定試験や認定試験などでの活用も視野に入れています。
導入準備と運用コストの負担を軽減
従来のインストール型ソフトウェアでは、大規模な入試で複数のパソコンを使う場合、端末ごとのインストールや設定に加え、バージョンアップ時の更新作業も必要でした。これに対し本製品はWebブラウザから利用できるクラウド型で、管理者がブラウザ上で設定を行うことで、利用者はログインして採点業務を開始できます。ソフトウェアのインストールや端末ごとの更新作業にかかる負担を減らし、入試業務の準備を効率化します。
また、インターネット環境からアクセスでき、利用者の権限に応じて採点や結果確認を行える仕組みです。採点担当者が一か所に集まる必要を減らすことで、会場費や交通費などの削減につながるとしています。
複数会場からの即時アップロードとセキュリティ対策
これまで、複数の試験会場で回収したマークシート答案を採点拠点まで運ぶには、時間や費用がかかっていました。本製品では、試験会場にスキャナがあれば、試験終了後に答案をスキャンして画像をクラウドにアップロードできます。答案の搬送にかかる時間や手間を軽減し、採点業務の迅速化を支援します。
入試業務で扱うデータを安全に管理するため、ISMS認証を取得したクラウド環境でセキュリティ対策とデータ保全に取り組んでいます。データ通信の暗号化、クラウドサーバーの障害監視、ウイルスチェックを定期的に実施しているほか、国内2か所にバックアップを保管し、障害発生時に備えたデータ保全体制を整えています。
想定する利用シーンと製品概要
同社は、次のような試験での利用を想定しています。受験者数の多い入試や、短時間で採点・集計を行う必要がある試験など、さまざまな採点業務で活用できるとしています。
- 大学入試(一般選抜など)
- 高校入試
- 複数の試験会場で実施する入学試験
- 多数の答案を採点・集計する選抜試験
- その他、大規模なマークシート方式の入学試験
製品の概要は以下の通りです。
- 製品名:らく点マークくんクラウド
- 製品種別:入試向けクラウド型マークシート採点・集計システム
- 提供開始日:2026年10月26日(月)
- 対象:大学、高等学校、中学校などの教育機関
- 主な用途:入学試験におけるマークシート答案の採点・集計
- 推奨環境(OS・ブラウザ):Windows(Google Chrome / Microsoft Edge)、macOS(Google Chrome)、iPadOS(Google Chrome、採点操作でのみ利用可能)、ChromeOS(Google Chrome)
- 価格:詳細は問い合わせ
スキャネットは1998年の設立以来、主に教育機関を対象に、画像認識技術を活用したスキャナで読めるマークシート「スキャネットシート®」やデジタル採点システム「デジらく採点2シリーズ」をはじめ、スキャナを活用したソフトウェアを開発・提供してきました。Google for Education 認定テクニカル パートナーとして教育現場へのソリューション提供にも注力しており、大学、高校、中学校、専門学校などの教育関係者をはじめ30,000人以上の利用者を有し、業界トップシェアを誇るとしています。主力製品の「スキャネットシート」は、読み取りに高価な専用機を必要とせず、学校や企業で一般的に使われている複合機やスキャナなどで利用できることから需要が高まっているといいます。
出典:スキャネット