都築電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:吉田 克之)と株式会社ベンジャミン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:川尻 純)は、業務提携契約を締結しました。対象となるのは、クラウド、データ利活用、CRM、生成AIの4つの領域です。両社は、顧客企業のDX推進支援を加速させることを目的としています。
AI活用が「本格適用」の段階へ 問われる一貫したエンジニアリング
AI技術は加速度的に進展しており、企業のAI活用は業務への本格適用へと移りつつあります。そのため、顧客の業務を深く理解したうえでの全体設計に加え、クラウドやデータ基盤の整備からAIの実装・運用までを一貫して担うエンジニアリングの重要性が高まっています。今回の提携は、こうした背景を踏まえたものです。
都築電気は1932年の創業以来、約2万社の顧客に対し、コンサルティングから設計、開発・構築、保守・運用まで一貫したICTサービスを提供してきました。2026年5月に公表した中期経営計画「Trust & Challenge 2029」では「プロフェッショナルサービスカンパニーへの変革」を掲げています。AIを前提とした価値創出モデルへの転換と、エンジニアリングサービスを軸とした収益モデルへの進化に取り組んでおり、その実現に向けて、魅力ある技術を持つ企業とのパートナー戦略を推進しています。
一方のベンジャミンは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の「AWSアドバンストティアサービスパートナー」として、AWSを中心としたクラウド基盤の構築・最適化、データ基盤の整備、生成AIの活用支援を手がけるエンジニア集団です。2025年には、国内のアドバンストティアサービスパートナーとして初めて「AWS AIサービスコンピテンシー」を取得しました。さらに「2026 年 Regional AWS Partner Award – Japan」では「Rising Star Partner of the Year (Consulting)」を受賞しています。
両社は2026年4月から事業連携を始めており、都築電気の顧客への共同提案を通じて、データ基盤や生成AIの活用に関するさまざまなニーズに応えてきました。今回の契約は、この取り組みをさらに深め、両社の強みを組み合わせた価値提供を本格化させるためのものです。都築電気の中期経営計画におけるパートナー戦略の一環に位置づけられ、エンジニアリング・コア4領域のうち「ITプラットフォーム」「ビジネスアプリケーション」を中心に、エンジニアリングサービスの拡大を図ります。
提携で取り組む3つの柱
共同提案から共同オファリングまで
提携の具体的な内容は、次の3点です。
- クラウド・データ利活用・生成AI領域での共同提案:都築電気の顧客ごとの未開拓領域(ホワイトスペース)で、商談に合わせて両社が最適なチームを組成します。AWSを中心としたクラウド基盤の構築・移行、データ基盤の整備、生成AI(RAG、AIエージェント等)の活用を、企画から構築・運用まで一貫して支援します。
- CRM領域での連携:顧客関係管理(CRM)システムの導入・活用支援で両社が連携し、蓄積された顧客データの利活用まで含めた提案を行います。
- 共同オファリングの企画・開発:両社の知見と共同提案で得た実践知を組み合わせ、顧客の課題解決に役立つオファリング型サービスを共同で企画・開発し、横展開を図ります。
今後は、この契約に基づく推進体制のもとで、共同提案と共同オファリングの拡充を進めます。業種・業務に即したクラウドと生成AIの活用を通じて、顧客のDX推進と企業価値向上に貢献していく方針です。また都築電気は、パートナー連携を通じて先端技術を習得し、AIを前提とした業務プロセスとビジネスモデルの変革を推進するとしています。
両社トップが語る提携の狙い
都築電気の吉田社長は、ベンジャミンとさまざまな顧客に提案を重ねるなかで、互いの強みを生かし合える手応えを得てきたと振り返ります。そのうえで、約2万社の顧客と築いてきた信頼と、ベンジャミンの卓越したクラウド・AIの技術力を掛け合わせ、中期経営計画に掲げる「プロフェッショナルサービスカンパニー」への変革を加速させるとコメントしました。
ベンジャミンの川尻社長は、豊富な顧客基盤と実績を持つ都築電気との契約締結を大変嬉しく思うと述べています。同社は「エンジニアを幸せにする会社を作る」という設立理念のもと、技術による新たな価値創出に挑んできました。両社の強みを掛け合わせてクラウド・生成AIの社会実装を加速し、顧客のビジネス変革と両社の成長に貢献していくとしています。
なお、ベンジャミンは2017年に設立されました。社員の約9割がシステム開発経験者で、ベトナムの開発子会社を含むグループ全体60名(2026年10月現在、役員含む)の体制により、要件定義から運用保守まで一貫して対応しています。都築電気は、パーパス「人と知と技術で、可能性に満ちた”余白”を、ともに。」を掲げ、システムとネットワークの両領域で企画提案・導入・運用まで一貫したサービスを提供しています。
出典:都築電気