丸紅I-DIGIOグループのアドバンストインテグレーションセグメント(セグメントCEO:山中 茂生)に属する丸紅ネットワークソリューションズ株式会社(代表取締役社長:佐藤 由浩)は、東京都町田市の商業施設グランベリーパーク(運営:株式会社東急モールズデベロップメント)に、AI画像解析を活用した「駐車場出庫時間表示サービス」を納入した。
出口は3カ所、混雑時に出庫渋滞が発生
大型商業施設に付設された立体駐車場では、混雑時間帯に場内で渋滞が発生して出庫に多くの時間を要するとともに、地域によっては周辺道路にも影響を及ぼす。こうした状況が、社会課題の一つとなっている。
グランベリーパークの立体・地下駐車場は最大約2,000台を収容できる一方、出口は3カ所に限られている。さらに近接する東名高速道路・横浜町田インターチェンジの影響も重なり、混雑時には出庫渋滞が発生していた。この状況を解消するため、今回のサービス導入に至った。
車番認識カメラとクラウドAIで出口までの所要時間を算出
サービスでは、立体駐車場フロアに設置した車番認識カメラの映像を、LTE回線を通じて「TRASCOPE-AI」プラットフォームへ送信する。クラウド上のAIが駐車場内の車両状況を解析し、出口までの所要時間を割り出す仕組みだ。
算出した所要時間をもとに出庫時間を予測し、表示時点の見込み値と、30分後・1時間後・2時間後の予測統計値を出庫所要時間として算出する。これらの情報は、施設内16カ所のサイネージと公式ウェブサイトに表示される。
来場者と施設運営の双方に効果
来場者は施設内にいながら出庫までの時間の目安を把握できるようになり、出庫時の利便性が向上した。出庫時間の「見える化」によって出庫が分散され、混雑時間帯の平準化と周辺道路の渋滞緩和につながるという。
あわせて、混雑状況を事前に共有することで、来場者からの問い合わせや負担の軽減が見込まれている。来場者が出庫のタイミングを判断しやすくなることで店舗の回遊が促され、購買機会の拡大にもつながることが期待されている。
施設側にとっては、渋滞の発生を予測することで警備員の適切な配置が可能になる。また、カメラ画像とあわせて混雑状況を一覧で確認できる。
商業施設での活用拡大を目指す
丸紅I-DIGIOグループは今後も、AI画像解析サービスの提供・展開を通じて、利用者の利便性向上や施設運営の効率化、周辺交通の負荷軽減に貢献し、商業施設での活用拡大を目指すとしている。同グループは丸紅株式会社のICT領域における事業会社グループで、製造ソリューション、流通・産業ソリューション、デジタルソリューション、アドバンストインテグレーションの4事業セグメントに注力している。なお、グランベリーパークの所在地は東京都町田市鶴間三丁目4-1、駐車場台数は2,027台。
出典:丸紅I-DIGIO