「AironWorks Frontliners 2026」の成功要因と参加者の声
2026年のイベントでは、参加者の98.7%が満足以上の評価を示しました。自由記述の意見からは、実際にサイバー攻撃を受けた企業や、その際の意思決定に携わった経営者、対応実務家の経験談が特に価値あるものと認識されています。何が起こり、組織や経営者がどのように考え行動したのかを当事者から学ぶ機会は、AironWorks Frontlinersの大きな特徴です。

また、サイバー被害時の経営判断、AI時代のガバナンス、人材育成、心理的安全性、組織としてのインシデント対応といったテーマも高く評価されました。技術的な理解に加え、経営層と現場がどのように判断を共有し、組織として備えるかといった視点が提供されたことが、参加者にとって有益だったと考えられます。イスラエルやUnit 8200、海外CISOなど、日本国内だけでは得にくい国際的な知見への関心も示されました。
特に、ラウンドテーブル「インシデント発生、最初の72時間」は、開催後アンケートで5点満点中平均4.83という高い評価を獲得しました。実際のインシデント経験者の話や、通常の公開イベントでは触れにくい具体的な経験、経営判断や初動対応を考えるきっかけになったという声が多く寄せられています。チャタムハウスルールのもとでの率直な意見交換は、同じ責任を担う専門家同士が深く対話できる場の価値を裏付けています。

2026年開催から見えた企業の実務における3つの論点
「AironWorks Frontliners 2026」は完全招待制(一部審査制)で開催され、CISO・CIOなどの経営層からセキュリティ部門の実務担当者まで幅広い層が参加しました。登録データに基づく集計では、来場者の46%が従業員1,000名超の企業に所属していました。
アンケートで示された関心と当日の公開プログラムを踏まえ、組織の備えを点検するための論点として、以下の3点が整理されています。
- インシデント発生直後の対応を、組織としてどう準備するか
初動対応をテーマとしたラウンドテーブルでは、誰が判断し、誰に連絡し、どの業務を優先するのかといった、平時からの対応手順と役割分担の確認が重要視されました。 - 取引先を含む防御を、どこまで実務に落とし込むか
「取引先を巻き込む防御 ― 商流の末端まで届かせるサイバーセキュリティ対策」では、自社の対策に加え、取引先との確認・共有、問題発生時の連携方法が議論されました。 - AI時代のリスク管理を、人の判断と組織の育成につなげるには
「AI時代の規制対応とリスクガバナンス」や「ポストAI時代の組織と人材育成」では、技術導入と並行して、リスク判断を担う人材、責任分担、教育、そして率直に課題を共有できる組織のあり方が検討されました。

「共同防衛ネットワーク」への展望
2026年のイベントでは、ラウンドテーブルやネットワーキング、Night Retreatを通じて参加者間の交流が活発に行われました。自由記述では、他社のセキュリティ担当者と深く話せたこと、普段接点の少ない立場の人と意見交換できたこと、さらにはイベント後も交流が続いているという回答がありました。
AironWorksは、こうしたつながりを起点に、AironWorks Frontlinersを継続的な専門家ネットワークへと発展させることを目指しています。平時に経験や課題を共有し、有事には相談・連携できる関係を組織の壁を越えて築くことが、同社が目指す「共同防衛ネットワーク」です。2027年のイベントでは、2026年に寄せられた参加者の声を反映し、プログラムや参加体験の向上が図られる見込みです。
2026年の開催レポートは、AironWorksの公式サイトで公開されており、キーノートや特別対談、ラウンドテーブルの内容は、登壇者の確認を得たものから順次記事として公開される予定です。これにより、イベントに参加できなかった方々も実務の知見を得て、継続的な学びにつなげることが可能となります。
- AironWorks Frontliners 2026 開催レポート: https://jp.aironworks.com/frontliners/2026-edition/
「AironWorks Frontliners 2027」開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | AironWorks Frontliners 2027 |
| 開催日 | 2027年8月31日 |
| 主催 | AironWorks株式会社 |
| 詳細 | 会場・開催時間・登壇者・プログラム・参加方法は後日発表 |
AironWorksについて
AironWorks株式会社は「Enhancing Teams with AI」をミッションに掲げ、グローバルなR&D拠点で研究開発を行っています。AiR(AI for Resilience)プラットフォームやAIサイバーセキュリティソリューション「AironWorks」を通じて、働く人々とチームを支援し、より良い社会の実現に貢献しています。

- AironWorks公式サイト: https://aironworks.com/