NEW

シーティーエス、米国DSR Corporationと戦略的パートナーシップ協定を締結 – AI・IoT・映像技術で建設・防災・社会インフラのDX加速

協定の概要

本協定の主な内容は以下の通りです。

項目 内容
目的 日本市場において、AI・IoT・映像技術を活用した新たなソリューションの創出および事業化を共同で推進する
協業分野 建設、防災、行政・自治体、社会インフラの各分野を中心に、河川・道路・ダム・公共設備等の監視、AI映像解析、水位検知・冠水検知・異常検知、アナログメーター読取など、AIと映像を組み合わせた現場向けソリューションの研究・実証・サービス開発および事業化
両社の役割 CTS:日本市場における顧客基盤(全国32拠点)、現場実装力、ならびにカメラ・通信・電源・クラウドおよび運用・保守に関する知見
DSR:AI・IoT・映像技術分野における豊富な実績と高度な開発力
将来の展開 PoC(概念実証)、共同開発、サービス化、市場展開およびプロモーション等を継続的に推進
締結日・締結場所 2026年9月2日/CTS本社(長野県上田市)

背景:現場実証から戦略的パートナーシップへ

CTSとDSRは、以前から日本市場における映像解析やAI技術を活用したソリューションの協業可能性について協議を重ねてきました。その一環として、2026年5月にはDSRアジア(神奈川県横浜市)およびDSRの完全子会社であるNoemaとの共同概念実証(PoC)が発表されています。このPoCでは、長野県内の河川等に設置されたAIカメラによる水位検知の実証が行われ、CTSが提供する「CamStreamer Cloud」「IoT SmartHub」とNoemaのAI洪水検知技術を融合したソリューションの有効性が確認されました。

栃木川下流(長野県小諸市)

近年、地震に加え、台風や記録的豪雨などの自然災害が多発・激甚化しており、国土強靱化に基づく防災対策の需要が高まっています。このような状況を受け、CTSとDSRは、今回の実証で得られた知見と両社の技術・ネットワークを結集し、より広範な分野で協業を加速するため、DSRアジアとの実証にとどまらず、DSR本体との戦略的パートナーシップ協定を締結する運びとなりました。

本協定がもたらす効果:クラウド映像サービスの高度化を加速

本協定は、CTSが提供する現場業務支援サービス「サイトアシストパッケージ(SAP)」の現場情報関連コンテンツであるクラウド映像サービスの機能拡充・進化を強力に後押しするものです。

  • 対応領域の拡大: これまでの河川・水位検知に加え、道路・ダム・公共設備等の監視、冠水検知、異常検知、アナログメーター読取など、DSRのAI・コンピュータビジョン技術を活用した新たなコンテンツがSAPの現場情報関連コンテンツへ順次拡充されます。

  • 開発スピードの加速: DSRの高度なAI・アルゴリズム開発力とCTSの現場実装力・全国ネットワークを組み合わせることで、PoCから共同開発、サービス化までのサイクルが短縮され、クラウド映像サービスの高度化が加速されます。

  • 現場フィードバックの反映: CTSが持つ全国32拠点の顧客基盤と現場対応力を通じて得られる知見がDSRの技術開発に迅速に反映され、より実用性の高いソリューションへと進化します。

  • 社会インフラの強靱化への貢献: 自然災害の激甚化やインフラの老朽化、建設業の人手不足が進む中、AIによる遠隔・自動監視は少人数での広域監視を可能にし、災害の早期察知や被害の未然防止など、地域社会の安全・安心の確保に貢献します。

今後の展開

本協定に基づく取り組みは、DSRアジアおよびNoemaと連携して進められます。両社は、河川監視分野での実証を皮切りに、道路の冠水検知や降雪検知など社会的ニーズの高い防災・インフラ監視分野への展開を継続的に推進します。また、PoC・共同開発・サービス化・市場展開・プロモーション活動を通じて、日本市場における新たな価値創出を目指してまいります。

建設・防災・社会インフラの各分野が抱える人手不足やインフラの老朽化といった社会課題に対し、AI・IoT・映像技術を組み合わせたソリューションを提供することで、両社は地域の安全・安心を支える社会基盤のDXを力強く後押ししていく見込みです。

建設ICTソリューションのさらなる進化へ

CTSは現在、建設現場の生産性向上に向けて、現場業務支援サービス「サイトアシストパッケージ(SAP)」を中心に、建設現場で扱う複数のデータや情報を統合し素早く共有することにより、遠隔業務支援や作業分担を効率的に実施するためのツールや環境の提供に注力しています。今回のDSRとの戦略的パートナーシップ協定締結を機に、SAPのクラウド映像サービスと最新のAI技術の融合をさらに加速させることで、建設DXの推進と社会インフラの強靭化を強力に支援してまいります。

DSR CorporationとNoemaについて

DSRとNoemaのロゴ

DSR Corporation(DSR)は、コロラド州デンバーに本社を置き、日本に子会社(DSRアジア)を持つソフトウェア開発会社です。無線技術に深い専門知識を有し、2001年以来、IoT、組み込みシステム、コネクテッドプラットフォーム向けのソリューションを提供しています。エンドツーエンドのIoTパートナーとして、無線通信、組み込みソフトウェア、アプリケーションレイヤー、クラウドバックエンド、エッジアプリケーション、ユーザーアプリ、セキュリティ、コンサルティングなど、幅広いソリューションを提供し、Zigbee、Thread、Wi-Fi、Bluetooth、Matter、Aliro、ECHONET Lite、DECT NR+といったプロトコルをサポートしています。

NoemaはDSRの完全子会社であり、セキュアかつプライバシーに配慮した自動化により、実世界の課題を解決するコンピュータビジョンアプリケーションを開発しています。エッジコンピューティングと高度なAIを活用し、高性能な最適化・自動化ソリューションを提供しており、人間行動分析、映像強化、オブジェクトおよびプロセス追跡の専門知識を有しています。

株式会社シーティーエスについて

CTSのロゴ

株式会社シーティーエスは1972年4月11日の創業以来、土木・建設業界および測量業界向けに、測量計測機器の販売・保守、ならびにシステム機器や測量計測機器のレンタル事業を展開してきました。「全国の建設現場の課題を、デジタルデータサービスと測量計測システムを中心に、身近なサポートで解決する」ことを理念に掲げ、建設ICTの専門企業として、建設生産システム全体の効率化・高度化に取り組んでいます。同社は中期経営方針として『ハードを主体としたITインフラのレンタル企業』から『データ・情報関連サービスを統合的に提供する企業』への変身を見据え、官公庁市場に向けたクラウド映像ソリューションの提供等を通じて、全国規模でのネットワーク構築と現場の見える化、情報・データ利活用を推進しています。

CTS本社ビル

会社概要

  • 社名:株式会社シーティーエス

  • 本社所在地:長野県上田市古里115

  • 代表取締役 社長執行役員:横島 連

  • 設立:1972年4月11日

この記事を書いた人

webmaster

ビジネス・経済を軸に、経営・マーケティング・DX・キャリアの実務に役立つ情報を発信しています。