サーキュラーエコノミー推進の現状と課題
株式会社メンバーズは、2026年9月17日に「第2回 日本企業のサーキュラーエコノミー実態調査2026」の結果を発表しました。本調査は、地政学リスクや資源高騰、AIの進化といった社会情勢の変化を背景に、日本企業の循環経済型ビジネス(サーキュラーエコノミー型ビジネス)の推進状況を明らかにすることを目的として実施されました。
調査結果によると、地政学リスクや資源高騰への対応として、「既存製品の長寿命化(37.2%)」や「国内資源循環の構築(32.4%)」に取り組む企業が多い一方で、全社的にサーキュラーエコノミーを推進している企業は6.0%に留まり、前年の6.2%から横ばいの状況です。

推進の障害として挙げられた上位の要因は、「収益性あるビジネスモデル・成功事例の不足」「経営層の理解不足・優先順位の低さ」「初期投資の大きさ・ROIの不透明さ」であり、具体的な実行戦略を描くことの難しさが浮き彫りとなっています。
AI活用がもたらすビジネスモデル転換への影響
調査では、AI活用企業と未活用企業の間でサーキュラーエコノミー施策の実行率に顕著な差が見られました。特に「モノの所有から利用(PaaS)への転換」では、AI活用企業が31.9%であるのに対し、未活用企業は15.7%と約2倍の開きがあります。「異業種・自治体と連携した資源循環エコシステム構築」においても、AI活用企業(27.5%)が未活用企業(13.3%)を上回る結果となりました。

サステナビリティ領域におけるAI活用の障壁
サーキュラーエコノミー領域でのAI活用において、企業が直面している主な課題は以下の通りです。
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AIに学習させるための「ESGデータの不足・品質の低さ」(47.2%)
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「費用対効果(ROI)」の算出・社内説得の難しさ(42.7%)
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環境知識とAI・データに精通した「ブリッジ人材」の不足(27.1%)

今後の展望とセミナー開催について
調査結果より、循環経済型ビジネスの推進には、単なる環境対応から脱却し、AI活用を前提としたデータ基盤の整備、収益性のある事業戦略、そして部門横断的な組織体制の構築が不可欠であると示唆されています。
株式会社メンバーズは、本調査結果を解説するオンラインセミナーを2026年10月7日に開催します。
調査概要
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調査名称:第2回 日本企業のサーキュラーエコノミー実態調査2026
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調査期間:2026年7月22日〜7月27日
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調査対象:全国の企業に勤務するビジネスパーソン
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有効回答数:スクリーニング調査6,672名、本調査921名