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まち歩きの「視線と感情」を3D都市空間に重ねる ホロラボ、NTT US総研との共同研究成果をバルセロナのスマートシティ国際会議で発表

まち歩きの「視線と感情」を3D都市空間に重ねる ホロラボ、NTT US総研との共同研究成果をバルセロナのスマートシティ国際会議で発表 DX・テクノロジー

株式会社ホロラボ(東京都品川区、代表取締役CEO 中村薫)は、スマートシティ分野の国際会議「Smart City Expo World Congress 2026」で、株式会社NTTアーバンソリューションズ総合研究所(以下、NTT US総研)と進めている2つの研究の成果を発表します。同会議は世界最大級とされ、2026年11月3日(火)から5日(木)までスペイン・バルセロナで開催されます。ホロラボはNTT US総研の出展に協力し、ジャパンパビリオン(Hall 3, C151)内にある同社ブースで成果を紹介します。あわせて、ジャパンパビリオン共催シアターではホロラボが講演を行います。

生成AIが描き直した五反田の街路を、3DGSの3D空間として再構築し歩行者目線で体験
生成AIが描き直した五反田の街路を、3DGSの3D空間として再構築し歩行者目線で体験

行動の「結果」より手前にある、歩く人の気持ちを捉える

まちづくりの評価では、これまで人流や滞在時間といった行動の結果が指標とされてきました。ホロラボとNTT US総研が取り組んでいるのは、その手前の段階、つまり「人がまちの何をきっかけに、どんな気持ちで行動しているのか」を捉える研究です。実際のまち歩きで視線と生体データを記録し、その瞬間に何を見ていたのかと重ね合わせて読み解く、探索的な取り組みとして位置づけられています。

まち歩きの「視線と感情」を3D都市空間に重ねる ホロラボ、NTT US総研との共同研究成果をバルセロナのスマートシティ国際会議で発表

五反田の街路で計測した視線と感情を3D都市空間で再現

計測は東京・五反田の街路で、複数の参加者がまち歩きをする形で実施しました。参加者の視線、頭の向き、歩行経路はMicrosoft HoloLens 2で記録しています。これらのデータは、生体データから推定した感情とともに、3Dスキャンで再現した実際の街並みの上に時刻を同期させて重ねられています。この3D空間ビューアと、視線・感情データの解析ツールはホロラボが開発しました。

この仕組みを使うと、次のような点をひとつの3D都市空間の中でたどれます。複数人の歩行を重ね合わせて比べることも可能です。

  • 人がどこを見ていたか
  • 感情がどの場所・どの瞬間に動いたか
  • そのとき視野に何があったか

研究は現在、横断歩道を渡る前後で感情の推定値が変化するなど、場所と反応の対応関係が見え始めた段階にあります。会場では、五反田で実測したデータを用いたデモが初めて公開されます。

生成AIで街路の印象を評価し、改善案を歩いて体験

もう一つの研究は、内閣府が推進する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期/バーチャルエコノミー拡大に向けた基盤技術・ルールの整備」の枠組みで行われているものです。同プログラムのサブ課題B「まちの魅力づくりに活用するためのデジタルツイン技術等の研究と実装」のもとで、株式会社竹中工務店、NTT US総研、東京大学によるコンソーシアムが「まちの体験価値を向上させる仕掛け・体験デザイン構築と実装に関する研究開発」を進めています。

ホロラボはその一部として、NTT US総研とともに、街並みの見えかたが人に与える印象を生成AIで評価し、目指す印象に近づけるための街路の改善案を生成する研究を行っています。印象の評価は生成AIによる独自の推定です。評価軸の枠組みとしては、株式会社竹中工務店のエモーショナルスケープの印象指標と、ヤン・ゲールによる公共空間の質的基準を参照しています。ただし、両者の評価手法やスコアそのものを用いているわけではありません。

さらにNTT US総研とホロラボは、生成した改善案を3D Gaussian Splatting(3DGS)で3D空間として再構築し、デジタルツイン上を歩行者の目線で歩いて体験できる仕組みを独自に開発しました。これにより、まだ建てられていない街路を、印象の数値と実際の見えかたの両面から確認できます。なお、印象の評価と改善案の生成に関する研究は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の「SIP/バーチャルエコノミー拡大に向けた基盤技術・ルールの整備」(JPJ012495)(研究推進法人:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)によって実施されました。

講演と展示の概要

NTT US総研のブースでは、上記の2つの研究を、Webブラウザで3DGSの街並みを扱える都市デジタルツイン上で体験できます。ジャパンパビリオン共催シアターでの講演の内容は以下のとおりです。

  • 講演タイトル:Mapping what people looked at — and what they felt — onto the city
  • 日時(現地時間):11月4日(水)11:40–11:55/11月5日(木)11:00–11:15
  • 会場:Well-Being City Theater(ジャパンパビリオン内、Fira de Barcelona Gran Via Hall 3)
  • 登壇:NTTアーバンソリューションズ総合研究所/株式会社ホロラボ(予定)

ホロラボは2017年1月18日に設立され、東京都品川区西五反田に本社を置いています。AR/VRなどのXR技術に加え、BIM/フォトグラメトリや3D都市モデルといった3D空間データ・技術と、それらが生み出す新しい体験をテーマとするテクノロジー集団です。

出典:ホロラボ

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