ウィブル証券株式会社(東京都中央区、代表取締役:三塚 英毅)は、OpenAPIを通じた米国株オプション取引の機能拡充の一環として、ストラテジー取引への対応を開始した。同社は、デジタル投資プラットフォーム大手である米国Webull Corporation(NASDAQ:BULL)の日本拠点だ。
シングルレッグに加え、マルチレッグ注文がAPIで可能に
同社はこれまで、日本株・米国株・米国株オプションのAPI環境を提供してきた。米国株オプションのOpenAPI取引ではシングルレッグ注文に対応していたが、今回新たにマルチレッグのオプションストラテジー注文に対応した。これにより、従来のシングルレッグ注文に加えて、複数のオプション取引を組み合わせたストラテジー取引をOpenAPI経由で利用できるようになる。米国株オプションOpenAPIが対応する注文タイプと有効期限は以下のとおり。
- 注文タイプ:成行注文、指値注文、ストップロス注文、ストップロス・リミット注文
- 有効期限:当日有効(DAY)、キャンセルするまで有効(GTC)
OpenAPI経由で発注できる主なストラテジー
今回の対応で、OpenAPI経由での発注が可能となる主なオプションストラテジーは次のとおりだ。
- シングルオプション
- カバードストック
- バーティカル
- ストラドル
- ストラングル
- カレンダー
- ダイアゴナル
- バタフライ
- コンドル
- アイアンバタフライ
- アイアンコンドル
- カラー
レッグ単位の指定・管理や注文変更にも対応
マルチレッグ注文では、注文全体の情報に加えて、レッグごとに権利行使価格、満期日、コール/プット、売買区分、契約数量などを指定できる。また、ストラテジー全体として数量や注文価格を管理することも可能だ。
既存ポジションに対するレッグ単位での管理にも対応した。レッグ追加・レッグ削除の機能を使えば、既存ポジションにレッグを加えたり、特定のレッグのみを決済したりできる。
さらに、発注済みのマルチレッグ注文については、価格や数量の変更が可能となっている。変更時には、対象注文を構成するすべてのレッグ情報を指定したうえで、注文価格や数量を更新する仕組みだ。
ChatGPTやClaude、CursorなどAIエージェントとも連携
同社のOpenAPIは、ChatGPTとの連携に加え、MCP(Model Context Protocol)に対応したさまざまなAIエージェントとの接続が可能だ。現在はChatGPTのほか、ClaudeやCursorなどのMCP対応AIエージェントとの連携に対応しており、利用者は普段使っている生成AIサービスから、口座残高や買付余力、保有銘柄、市場データなどの情報にアクセスできる。
同社によると、今回の米国株オプションストラテジー取引へのAPI対応により、株式だけでなく米国株オプションを含めた投資戦略の構築が可能になる。今後もMCP対応サービスの拡大に合わせ、利用者がより自由に生成AIを活用できる投資環境の提供を目指すという。あわせて、投資家コミュニティに向けたグローバル水準の投資環境の提供を掲げ、OpenAPIの機能拡充とともに、より幅広い投資手法に対応したサービスの開発を進める方針だ。
ウィブル証券を日本拠点とするWebull Corporationは、デジタル投資プラットフォーム「Webull」を所有・運営し、世界18地域で事業を展開している。Webull Groupは、世界中の2,900万人以上のユーザーにサービスを提供している。なお、オプション取引の利用には証拠金の差し入れが必要となり、価格変動等によっては差し入れた証拠金以上の損失が生ずる恐れがある。
出典:ウィブル証券株式会社