フランチャイズ(FC)総合代理店を運営する株式会社DREAM PONY(本社:東京都千代田区、代表取締役:一ノ瀬 続輝)は、2026年10月、加盟者による「お客様の声」60件を公開しました。それぞれの声には加盟者自身がつけた5段階評価が添えられており、星2や星3といった評価の声も掲載されています。「売れた後の資金繰りが想像以上に重かったです」「自分の役割が明確で、予定を組みやすいです」といった率直なコメントから、加盟後の実態を読み取れる構成になっています。

加盟前に「良い声」しか届かないという課題
FC加盟を検討する段階での主な情報源は、FC本部が用意する説明資料や成功事例です。実際に加盟した人が加盟後に感じた不満やギャップを、加盟前に知るのは簡単ではありません。加盟者の声を載せている本部サイトでも、高評価の声だけを選んで掲載している例が少なくないといいます。
同社はFC総合代理店として、複数の本部と加盟希望者の両方に関わる立場にあります。その中で、加盟者が加盟後に「聞いていた話と違う」と感じる場面を数多く見てきたことから、加盟者の判断材料を増やす目的で「お客様の声」ページを開設しました。
60件の声はサービスごとに分けて掲載されており、各声には次の情報が記載されています。
- 加盟者の属性(職業、副業・兼業・個人事業の区分)
- 5段階評価(星2〜5)
- コメント
低い評価の声も手を加えずに掲載されており、内容は大きく「資金面」「実際の作業」「本部のサポート」の3つに分類されています。
加盟者が語った3つのテーマ
資金面:無在庫でも仕入れ資金が必要だったという声も
受注後に仕入れる仕組みであるため、在庫の置き場所や初期の仕入れ資金を気にせずに始められたという声が複数寄せられています。その一方で、無在庫であっても仕入れ代金のための資金は必要だった、開始前に支払いと入金の流れを具体的に確認しておきたかった、という声もありました。「Brand物販 Plus」を利用する会社員・副業の加盟者(★2)は、高単価の商品が続けて売れた際に仕入れ代金を先に用意し、入金を待つ間の負担が想像以上だったと振り返っています。資料には資金不足への注意書きがあったものの、自分の金額に置き換えて考えられていなかったとしています。対照的に、「DREAM PONY SYSTEM」を利用する飲食店経営・兼業の加盟者(★5)は、入金予定と支払予定を別々に記録するようにしたことで、注文が重なった週も先に必要な資金を見て判断できたと述べています。
実際の作業:役割分担と時間のやりくり
作業面では、本部と自分の作業の線引き、顧客対応の労力、商品選びや価格設定での試行錯誤などが挙がりました。副業で加盟する場合は、本業との時間のやりくりに工夫が必要だったという声もあります。「Green Flow」を利用する会社員・副業の加盟者(★5)は、本部に任せる部分と自分が確認する範囲を開始前に整理しておいたと述べています。そのうえで、グリーンフローに関してはやることがほぼないため、やることが少なく明確で、未経験でもやりやすかったとしています。一方、「Brand物販Plus」を利用する出張の多い会社員・副業の加盟者(★2)は、初期段階の自己発送にかかる時間を軽く見ており、現状は負担が大きいため外注を含めて費用と手間を見直していると明かしています。同じサービスを利用する看護師・副業の加盟者(★4)は、運営には手応えがあるとしながらも、生活に合わせた返信の段取りは自分で作る必要があったと語っています。
本部のサポート:面談への評価と問い合わせへの不満
本部との面談やオンラインミーティングを評価する声がある一方で、問い合わせの際に回答までの目処や途中経過を知りたかった、トラブル時に本部の誰に何を確認すればよいかわかりにくかった、という声も寄せられました。「DREAM PONY SYSTEM」を利用する営業職・副業の加盟者(★5)は、以前は個別面談で良い報告をしようとして、うまくいかなかった取引を後回しにしていたといいます。思い切って迷った場面をそのまま相談したところ、自分の判断を振り返る材料になったと述べており、今は毎回一つ、実際に困ったことを用意して参加しているそうです。面談が気合いの話で終わらず、次に何を確かめるかを持ち帰れることから、面談の時間に満足しているとしています。これに対し、「Green Flow」を利用する自営業・兼業の加盟者(★2)は、仕入れの判断を確認した際に回答までの目安がわからず、その日の予定を何度も組み直したと指摘しています。また「DREAM PONY SYSTEM」を利用する設計職・副業の加盟者(★2)は、ツールの操作が途中で止まった際に何を伝えればよいか判断できず、説明を何度か送り直したと述べています。なお、掲載内容は利用者個人の感想であり、成果や収益には個人差があって同様の結果を保証するものではないと注記されています。
寄せられた指摘を受け、すでに見直しを実施
同社は、掲載した声のうち本部の説明内容や対応に関する指摘について、すでに見直しを行っています。資金繰りに関する声に対しては、契約前の説明を強化したうえで、売上が入金されるまでの期間や必要な運転資金の目安を具体的に示し、加盟者が資金繰りを事前に把握できる仕組みを整えました。問い合わせ対応に関する声に対しては、まず返信したうえで回答予定日の目安を案内することを徹底しています。すぐに回答できない場合でも確認状況や回答見込みを共有するほか、問い合わせ時に緊急度を伝えられる仕組みを導入し、優先度に応じて対応する体制を構築しました。
代表取締役の一ノ瀬続輝氏は、評価の良い声だけを選んでは加盟を検討する人にとって意味がないと考えたと説明しています。星2・星3の声には、本部の説明が足りなかった点や加盟前に知っておくべきだった点がそのまま書かれており、検討者には良い声も悪い声も同じ重さで読んでほしいとしたうえで、同社にとっては改善すべき点の一覧でもあると述べています。さらに、声を公開して終わりにするのではなく、書かれた内容にどう応えたかも今後伝えていくとしています。