
公式LINEに届く予約や注文の受付をAIが担う
京都市中京区に本社を置く株式会社あすなろクリエイト(代表取締役:登阪亮哉)は、予約受付に特化したAIスタッフ「ansuru(アンスルー)」のスタートダッシュ応援キャンペーンを開始した。2026年11月30日までに申し込むと、はじめの6か月を月10,000円(税込)、初期費用なしで利用できる。7か月目からは月19,800円(税込)となる。
ansuruは、店舗の公式LINEに届いた予約や注文を、AIが24時間その場で受け付けて受注票にするサービスだ。予約は店舗の承認によって確定する。
同社は、受付をお客さまが最初に触れる店の顔と位置づけ、待たせずに答えられることが大事だとしている。「この日、空いていますか」「カットとカラーで、どのくらいかかりますか」など、店に届く問い合わせの多くは答えの決まった質問で、これまでは電話やメールで人が一件ずつ答えてきた。いまのAIは、店の情報を覚え、空いている時間を確かめ、予約の中身を聞き取るところまでできるという。
一方、施術や仕込みで手が離せないあいだにもLINEは届く。返事が遅れればお客さまは別の店を探し、閉店後にまとめて返せば夜や休みが削られる。同社は、どちらも気づかないうちに起きていると指摘している。
ansuruが受け持つ業務と仕組み
- 予約枠を見てから、空いている時間を案内する
- 聞き取った内容を受注票にそろえて店舗に渡す。予約は店舗の承認で確定する(仮予約)
- 「人と話したい」と言われた場合は、店舗の担当者につなぐ
AIが予約を勝手に確定することはない。AIが受けた予約は仮予約として届き、確定させるのはいつも店舗側で、承認するとお客さまにLINEでお知らせが届く。また、店舗のLINE公式アカウントにansuruをつなぐ形のため、友だちもトーク画面もそのままで使え、お客さまに新しいアプリを入れてもらう必要もない。
回答内容については、登録した情報に根拠のないことは推測で答えず、その情報は持っていないと伝える。答えられなかった質問は管理画面に残るため、答えを足していける。判断が要る相談は担当者に引き継ぐ。
キャンペーンの対象と利用の流れ
今回のキャンペーンでは、スタンダードプラン相当を完全定額で、はじめの6か月 月10,000円(税込)・初期費用なしで提供する。対象は2026年11月30日までの申し込みで、次のどれか1つに当てはまる店舗となる。
- 友だち数10,000人以下
- 公式LINEの開設から5年以内
- ansuruに登録してから7日以内
補助金との併用はできず、LINE公式アカウントの料金は別にかかる。利用にあたっては、アカウントを作成したあとansuruのLINEとトークするだけで営業時間やメニューが登録される。アカウントの作成と、店舗の情報や受注票の項目の設定までは無料で、お客さまへの自動の返信はプランを選んで支払いが済んでから始まる。契約前に聞きたいことは、オンライン20分・無料の面談で相談できる。
代表コメントと同社の取り組み
代表取締役で中小企業診断士・行政書士の登阪亮哉氏は、同社が「町のAI屋さん」として、AIでちゃんと仕事や生活を豊かにするための手伝いをしていると説明する。ansuruについては、公式LINEという当たり前のツールに安心して任せられる受付係のAIを導入するもので、少しでも仕事を楽にしながら、仕事で試しにちゃんとAIを使ってみる入り口として勧めている。そのうえで、細かい入力作業はAIに任せて付加価値を上げることに集中すれば、中小企業こそがAI時代の主人公になれるはずだと信じていると述べた。
あすなろクリエイトは2026年7月7日に設立され、京都で中小企業のAI導入と業務の仕組みづくりを支援している。メールの返事や議事録など一つの仕事からAIを試してもらう導入支援と、エクセルの台帳や請求書、受注の記録など手で回している仕事を会社ごとの手順に合わせて仕組みにする開発を手がける。京都の染織業の会社では、AIを使って社内のデータの整理を安全に進める支援の結果、月末に2〜3日かかっていた請求書づくりが1時間になった。ansuruも、人がしてきた決まった仕事をAIと仕組みに任せるという、同じ考えから生まれたサービスだという。
出典:あすなろクリエイト