東京都港区に本社を置くTAOKE ENERGY株式会社(以下、TAOKE)は、群馬県太田市龍舞町と岡山県和気郡で開発を進めてきた系統用蓄電所2件について、2026年10月にいずれも系統連系を果たしたと明らかにした。

投資スキームが異なる2つの蓄電所
今回連系した2案件は、それぞれ別の投資スキームで構築されている。群馬県太田市の案件はTAOKEによる「自社投資」で、岡山県和気郡の案件は合同会社(GK)と匿名組合(TK)を組み合わせた「GK-TKスキーム」で整備された。
同社は、自社投資によって迅速に事業化を進めると同時に、ファンドを活用して拡張性も確保する方針だ。この両立によって全国での開発ペースを加速させ、事業基盤の強化につなげるとしている。
2つの蓄電所の概要
2つの蓄電所の主な仕様は共通しており、違いは投資モデルにある。
- 群馬県太田市龍舞町2MW蓄電所:定格出力2MW、定格容量8MWh、受電日2026年10月10日、投資モデルは自社投資
- 岡山県和気郡2MW蓄電所:定格出力2MW、定格容量8MWh、受電日2026年10月10日、投資モデルはGK-TKスキーム
強みは「SI・EM・AG」の三位一体体制
TAOKEによると、どの投資形態を採る場合でも、系統用蓄電所を事業として成り立たせるには、設備の構築から系統連系、さらに市場での運用まで、事業プロセス全体を着実に進めることが重要になる。
同社が強みとして掲げるのは、開発・構築(SI)、エネルギーマネジメント(EM)、市場運用(AG)をまとめて提供する「三位一体」の事業体制だ。この体制があることで、投資スキームを組み立てるだけで終わらず、導入から実際の市場運用までを視野に入れた事業展開ができるという。
同社は、投資面の柔軟性と開発・運用面の専門性を掛け合わせることで、多様なニーズに対応した蓄電所事業の実現を目指している。
全国での普及と系統安定化への貢献を目指す
TAOKEは今後も、最適な投資スキームと「SI・EM・AG」の総合力を生かし、全国で系統用蓄電所の普及を進めていく考えだ。事業基盤をさらに強化することで、電力系統の安定化と再生可能エネルギーの導入促進に寄与するとしている。