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SBCメディカルグループ、「medicalforce」のアトミックソフトウェアに6億円出資 診療記録支援などのAI機能を共同開発へ

SBCメディカルグループ、「medicalforce」のアトミックソフトウェアに6億円出資 診療記録支援などのAI機能を共同開発へ DX・テクノロジー

美容医療をはじめ幅広い診療領域で医療機関の経営支援を手がけるSBCメディカルグループホールディングス(所在地:米国カリフォルニア州、CEO:相川 佳之)は、2026年10月26日(月)付で、アトミックソフトウェア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:畠中 翔一)と資本業務提携契約を結びました。アトミックソフトウェアは、クリニック向けオールインワンSaaS「medicalforce」を提供しています。

SBCメディカルグループは今回の提携に伴い、アトミックソフトウェアが実施するシリーズCラウンドで6億円を出資しました。両社は、医師による診療記録の作成支援をはじめとするAI機能を共同で開発します。成果は「medicalforce」の機能強化に生かすとともに、SBCメディカルグループのクリニック業務システムにも取り込んでいく計画です。

業務の流れにAIを組み込み、医師・スタッフの時間を生み出す

自由診療のクリニックでは、予約受付、電子カルテへの記録、会計、来院後のフォローまで、多くの業務が一続きの流れとして毎日行われています。同社は、AIの価値を現場の成果につなげるには、この流れに無理なく組み込み、医師やスタッフが日々使える機能として実装することが重要だとしています。

そこで、国内外287院(2026年7月末時点)のクリニックネットワークを支えるSBCメディカルグループの運営ノウハウと、自由診療特有の業務要件を製品に反映してきたアトミックソフトウェアの開発知見を組み合わせます。記録や確認の負担を減らし、医師・スタッフが診療やお客さま対応に使える時間を増やすことで、各院の生産性と収益性を高め、ネットワーク拡大を支える経営支援プラットフォームを強化する狙いです。

SBCメディカルグループは、医療機関の経営を支援するMSO(Medical Services Organization)として、クリニック運営に必要な仕組みを標準化し、グループ全体へ展開することで事業基盤を築いてきました。運営の標準化とデジタル化は、院数の拡大と安定した運営品質を両立させるうえで重要な要素と位置づけられています。SBCブランド、リゼクリニック、ゴリラクリニックで2回以上来院したお客さまの割合を示すリピート率は72%(2025年12月期、無料カウンセリングを除く)で、この実績を継続的に高めるためにも、土台となるシステムや仕組みへの投資を重要な成長投資のひとつとしています。

「利用者」から「共に創るパートナー」へ

両社の関係はすでに現場で始まっています。SBCメディカルグループが経営支援を行う「肌の青空クリニック」では、「medicalforce」を基幹システムおよび決済システムとして導入し、日々の運営に活用しています。この実運用で積み重ねた知見と実績が、今回の資本業務提携につながりました。今後は「システムの提供元と利用者」という関係から、より良いクリニック運営のあり方を共に考え、実現していくパートナーへと協業を深めていくとしています。

パートナーに選んだ理由として、SBCメディカルグループは「medicalforce」の実績と製品力を挙げています。主なポイントは次のとおりです。

  • サービス開始から5年余りで、美容外科・美容皮膚科をはじめ国内の自由診療クリニック800院以上(2026年9月時点、アトミックソフトウェア発表)に導入
  • 予約管理、電子カルテ、決済、お客さま情報の管理、経営分析までをひとつのシステムで支える
  • 継続利用率は99.2%(2026年3月時点、アトミックソフトウェア調べ)
  • 部屋・機器・スタッフと施術メニューを連動させた予約、役務管理、症例写真管理など、自由診療特有の業務に対応する製品開発力
  • AI機能群「medicalforce intelligence」で、音声からのカルテ下書き作成、カルテ情報の要約、来院後のフォロー支援に取り組んでいる
  • 情報セキュリティの国際規格「ISO/IEC 27001:2022」の認証を取得

相川CEOは、クリニック経営の収益性を左右するのは医師とスタッフの時間をどれだけお客さまに振り向けられるかだと述べ、資本業務提携という形を選んだ理由について「AIを外から買うのではなく共に創り、自社の仕組みとして蓄積するため」と説明しています。アトミックソフトウェアの畠中CEOは、本提携を機に開発体制を増強し、美容医療の第一線で蓄積された知見も生かしながら、「medicalforce」の価値向上と開発スピードを加速させるとコメントしています。

共同開発の中身と今後の展開

共同開発する機能は、SBCメディカルグループが経営支援を行うクリニックで検証を重ね、現場で使いやすい形に仕上げていきます。記録や事務作業にかかる時間を減らすことで、お客さま一人ひとりと向き合う時間を増やすとともに、限られた人員でもより多くのお客さまに対応できる体制をつくり、1院あたりの生産性と収益性の向上につなげる方針です。さらに、「肌の青空クリニック」での運用実績をもとに、新たなクリニックブランドや新業態など、業務特性に応じた「medicalforce」の活用も検討します。両社で導入手順を整え、開院準備の期間短縮と早期の運営安定化を図ることで、ネットワーク拡大を支える運営基盤を強化するとしています。なお、提携に基づく取り組みの内容は現時点での計画であり、変更となる場合があります。

アトミックソフトウェアの概要

アトミックソフトウェア株式会社は2020年11月設立で、所在地は東京都品川区西五反田3-6-21住友不動産西五反田ビル4階です。代表者は代表取締役CEOの畠中 翔一氏と代表取締役CTOの組田 隆亮氏で、クリニック向けオールインワンSaaS「medicalforce」のほか、警備会社向け一元管理システム「警備フォース」の開発・提供を行っています。一方のSBCメディカルグループホールディングスは、2024年9月に米国NASDAQ市場へ上場し、2025年6月には米国株価指数「ラッセル3000」にも選出されています。

出典:SBC Medical Group Holdings Inc.

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