株式会社Uravation(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 傑)は、自社サイトのメディアに掲載する記事について、誰が・何を使って・どう確かめて公開しているかを整理したページ「記事の作り方と検査の方針(編集方針とAIの利用)」を公開した。同社は生成AIの研修・コンサルティング・開発を行うAIカンパニーだ。同社の記事は、下書きと図版をAI社員が作成し、公開前に機械の検査と人の確認を通している。新たに公開したページには、その体制と手順、AIの利用と画像の扱い、数字と事実の扱い、更新と訂正の方法が1ページにまとめられている。

AIで作る記事の「信頼の判断材料」を示す
同社は、生成AIの研修・コンサルティング・開発の現場で見たことを題材にして、生成AIの活用やAI検索への対応に関する記事を自社サイトで発信している。これらの記事では、名前と担当を持つAI社員が調査、下書き、図版の生成、公開前の機械の検査を担当する。そのうえで、人が内容を確かめてから公開する仕組みになっている。
今回のページは、AIで作られた記事を読む人が、その記事をどこまで信頼してよいかを判断できるようにする目的で公開された。誰が責任を持ち、何を確かめてから公開しているのかを明らかにしている。

記事づくりの体制と公開までの6つの手順
役割分担
- 執筆・監修:代表取締役の佐藤 傑氏が、記事の企画、扱う情報、表現、掲載内容に責任を持ち、公開前に内容を確認する
- 下書き・図版・機械の検査:同社のAI社員が担当する。AI社員は実在の人物ではない
- 公開の判断:外部への公開・送信は、AIが「出せる状態」まで用意し、実行は人が行う。機械の検査に1つでも落ちた記事は公開しない
公開までの流れ
記事は次の6つの手順を経て公開される。
- 題材を決める:公式の発表、一次情報、同社の実測から選ぶ。公開中の記事と題材が重なる場合は、新しく書かずに既存の記事を作り直す
- 一次情報を当日取得する:料金・仕様・日付は公式ページを参照日つきで確認し、本文の該当箇所に出典リンクを置く
- AI社員が下書きと図版を作る:各媒体の執筆ルールを読み込んだうえで下書きを作成し、図解とサムネイルの様式と文字を機械で検査する
- 機械の検査を通す:題名の表示幅、要約の長さ、見出しの数、内部リンクの実在、禁止表記、既存記事との重複、1日の公開本数の上限などを検査する
- 人が確かめる:数字と料金の裏取り、冒頭が検索意図に答えているか、既存記事の使い回しになっていないか、顧客名や個人情報が入っていないかを確認する
- 公開し、14日間は本文を触らない:公開後は検索の表示・クリックを測定し、本文の変更は計測期間が終わってから行う

AI・画像・数字の扱いを明文化
AIの利用範囲と画像のルール
AIを使っているのは、調査の整理、本文の下書き、要点の整理、図解とサムネイルの生成、公開前の機械の検査だ。AI社員の名前と担当は「AI社員一覧」で公開しており、記事の責任は執筆・監修者が負う。また、記事の本文中でAI社員の発言を人の発言のように載せることはしないとしている。
図解とサムネイルは生成AIで作り、文字の欠けや二重描画を機械で検査したうえで人が目で確かめる。実在の人物の写真は本人の了承を得たものだけを使い、生成した画像とは区別して掲載する。アプリの操作画面などの画面の例には、実際に動かした画面を撮影したものを使う。
数字と事実の扱い
- 料金・仕様・提供条件:公式ページで参照日の時点を確かめて記載し、該当箇所に出典リンクを置く。公式に無い数字は書かない
- 同社の実績:「実績数値とその定義」のページにある値と集計時点だけを使い、「以上」で表記する
- 同社の実測・調査:測定条件(期間・件数・方法)を本文に書く。実施していない検証や運用を「自社で検証した」とは書かない
- 顧客の事例:公開の許諾を事前に確かめられた範囲だけ社名を出し、それ以外は業種・規模までの記載にとどめる

更新日と訂正の運用、代表のコメント
記事の更新日は、本文を実際に変えたときだけ更新する。サイト全体の変更を理由に、全記事の更新日をまとめて書き換えることはしない。新しい発表があった記事では、公開済みの本文を残したまま「公開後の追記」として続報を加える。誤りが分かった場合は本文を直し、訂正した箇所と日付を記事内に残す。誤りの指摘は、お問い合わせから受け付けている。関連するページとして、「AI社員一覧」「実績数値とその定義」「調査・実測データ」も案内されている。
代表取締役の佐藤 傑氏は、同社のメディアの記事は下書きと図版をAI社員が作っているからこそ、誰が責任を持ち、何を確かめてから公開しているのかを、読む人に見える形で示す必要があると考えたと述べている。そのうえで、数字には出典と時点を付け、誤りが分かれば訂正した箇所と日付を残すとしている。