PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)支援を手がける株式会社マネジメントソリューションズ(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:高橋 信也、以下「MSOL」)は、同社の社員が、国際的なプロジェクトマネジメント専門団体Project Management Institute(以下「PMI」)が2025年に新設した専門認定資格を取得したことを明らかにしました。対象は、PMO領域とAIプロジェクトマネジメント領域の資格です。マネジメントに関する新たな知識や手法を取り入れ、支援品質を高める取り組みの一環として位置づけられています。
変化する環境に、学び続ける組織で対応する
MSOLは、PMOのリーディングカンパニーとして数多くのプロジェクトを支援してきました。その過程で蓄積した知見を、独自のPMO方法論「PM3(ピーエムキューブ)」として体系化し、実務で活用しています。
ただし、AIの活用が広がるなど、プロジェクトを取り巻く環境や顧客の課題は絶えず変わり続けています。同社はこうした変化に向き合うには、既存の知識や経験を活かすだけでなく、学びを重ねて知識を更新していくことが重要だと考えています。そこで、社員一人ひとりが継続的に学び、専門性を磨ける環境づくりを進めてきました。この学びの姿勢が、今回のPMI認定資格の取得にもつながったとしています。
PMIが新設した2つの専門資格とは
従来のPMPが主にプロジェクトマネジメント全般を対象としているのに対し、今回の新資格はそれぞれの専門領域に焦点を絞っています。組織におけるPMOの役割や、AIプロジェクト特有の課題への対応などが扱われます。社員が取得した資格は次の2つです。
- PMI-PMOCP™(PMI PMO Certified Professional):PMOの設計・運営・改善や、組織への価値提供に関する資格
- PMI-CPMAI™(PMI Certified Professional in Managing AI):AIプロジェクトの計画・推進・管理に関する資格
社内アンケートで見えた実務への効果
受講・受験のサポートを受けた社員を対象に行ったアンケートでは、両資格で得た知識が実際のプロジェクトや顧客提案に役立っていることが確認されました。現場での有用度評価は5点満点中、平均約4点です。資格別では、PMI-CPMAI™が4.14点、PMI-PMOCP™が3.83点でした。
具体的な活用例として、PMI-PMOCP™では、組織の成熟度に応じたPMO設計や、コスト・時間削減などの定量的な評価指標(KPI)の設定が挙げられています。PMI-CPMAI™では、AIプロジェクトにおけるデータ整備やアジャイル型の進行に伴う課題への対応、顧客への導入提案の幅の拡大が挙がりました。MSOLはこうした結果を踏まえ、案件や役割に応じた育成・アサイン基準を策定し、組織全体の支援品質の向上を図っています。
資格取得者が語る、学びの手応え
PMI-PMOCP™を取得したPM事業本部の山下 篤志氏は、同じPMIの資格であるPMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)が主に単一・個別プロジェクトのレベルを扱うのに対し、PMI-PMOCP™は「PMO組織全体での価値創出」に焦点を当てた資格だと説明します。学びを通じて、ステークホルダー間の期待値を整え、組織全体に価値を届け続けるPMOコンピテンシーの重要性を改めて認識したといいます。今後は国際標準の視点と、「PM3」をはじめとする同社の実務知見を融合させ、顧客の事業成長に直結する高付加価値なマネジメント支援を提供していく考えです。
PMI-CPMAI™を取得した同本部の大田 雅憲氏は、AIプロジェクトの急増を見据え、技術的な視点にとどまらず、マネジメントの観点からAI活用を正しく推進するために資格を取得しました。AIのビジネス活用では、データ品質の確保に加え、「AIの導入自体をゴールとするのではなく、いかにAIを活用してビジネスKPIを達成し続けるか」が成功に非常に重要だと実感しているといいます。今後は、本資格で得た知見を活かし、プロジェクトでのAI活用促進や新規ビジネスの創出を通じて、顧客の本質的な課題により深く向き合い、解決や意思決定を支援していきたいとしています。
MSOLは今後も、20年以上にわたって培ってきたPMO支援の経験や独自の知見を土台に、今回の資格取得をはじめとする新たな学びを実務に活かし、マネジメント支援をさらに発展させていく方針です。専門性の追求を通じて、顧客のプロジェクトの成功と成果創出に貢献していくとしています。