株式会社GRCS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐々木 慈和)は、統合セキュリティリスク管理ツール「CSIRT MT.mss」の30日間無償トライアルプログラムの提供を始めました。国内で不正アクセスや情報漏えいが相次ぐなか、インシデント対応の迅速化、脆弱性の自動抽出による対応の効率化、さらに経営層が被害状況や対策の進み具合をタイムリーに把握できる可視化の仕組みを、実際の運用に近い形で試せる内容です。
経営層の関与が求められるセキュリティ対応
このところ国内では、複数の事業者で不正アクセスや、個人情報・機密情報の漏えいが続いています。こうした状況を受けて、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)も「不正アクセスによる漏えい等の事案を踏まえ、速やかに実施すべき対策等について」(2026年10月9日)として注意喚起を出し、経営者のリーダーシップのもとでサイバーセキュリティ対策を点検・見直すよう求めています。
インシデントが起きた際に被害の拡大を防ぎ、企業価値の毀損を避けるためには、CSIRTやSOCといった現場が素早く検知して初期封じ込めを行うだけでは足りません。経営層が正確な状況をタイムリーにつかみ、法務対応や対外公表などの経営判断を下せる体制が欠かせないとGRCSは指摘しています。
一方で、多くの企業ではインシデント情報の集約や脆弱性対応の進捗管理が、Excelやメールによる個別管理にとどまっています。その結果、現場の運用負荷が増し、経営層への報告が遅れることが課題になっているといいます。今回のトライアルは、CSIRT運用の高度化と経営層への報告体制の確立を目指す同ツールを体験してもらう狙いで始まりました。
「CSIRT MT.mss」の3つの特長
「CSIRT MT.mss」は、インシデント管理と脆弱性管理をひとつにまとめて扱えるクラウド型アプリケーションです。主な特長は次の3点です。
経営層向けダッシュボードで状況をひと目で把握
インシデントの発生状況や影響範囲、対応ステータス、未対応の脆弱性などを一目で確認できるダッシュボードを備えています。経営層や監査部門に対してすばやく状況を報告し、意思決定につなげることを支援します。
標準フローとテンプレートで初動の遅れや漏れを防止
専門的なノウハウを詰め込んだ標準対応フローの例やメールテンプレートを、あらかじめ搭載しています。インシデント発生直後の混乱しがちな現場で、タスクの抜け漏れや初動の遅れを防ぐ役割を担います。
脆弱性情報との自動連携でリスクに優先順位
Kompira Sonar等の資産管理ツールや、脆弱性情報日次配信サービス「脆弱性TODAY」と連携し、自社の資産に関係する脆弱性を自動で抽出します。影響度の高いリスクから優先的に対処できる運用基盤を提供します。
トライアルプログラムの概要
トライアルでは、「CSIRT MT.mss」を30日間無償で利用できます。概要は以下のとおりです。
- 利用期間:30日間
- 対象:国内の企業、団体
- 費用:無償
詳細や申し込み方法は、GRCSのWebサイトで案内されています。同社は東京証券取引所グロース市場に上場(証券コード:9250)し、GRC・セキュリティ関連ソリューション事業を手がけています。
出典:GRCS