モバイルECGデバイス市場、2035年に97.6億米ドル規模へ成長予測 – SDKI Analytics調査

市場成長の背景

この市場の成長は、脳卒中後の心臓モニタリングや発作性心房細動の検出に対する需要の増加が主な要因です。世界的に心血管疾患(CVD)の有病率が高まっており、高度なECGデバイスへのニーズが拡大しています。世界保健機関(WHO)のデータによると、2022年には世界で1,980万人以上が心血管疾患により死亡しており、今後もその症例数は増加すると予測されています。このような状況は、モバイルECGデバイスを含む長期的な心臓モニタリングの重要性を浮き彫りにしています。

さらに、遠隔患者モニタリング(RPM)や遠隔医療サービスの急速な拡大も、市場の成長を加速させる要因となっています。

最新の動向

モバイルECGデバイス市場では、近年、以下の事業展開が見られます。

  • 2026年1月、AliveCorは次世代型「KAI 12L」について米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得しました。これにより、同社の携帯型モバイル心電計で判定可能な項目は計39種類に拡大しています。

  • 2026年1月、Fukuda Denshiはテレメトリー送信機「LX-1300」シリーズを発売しました。この製品は、非観血式血圧(NIBP)モニタ「LXN-1000」と併せて、病院内の様々な診療環境においてバイタルサインを監視するための、柔軟かつ統合的なソリューションを提供します。

市場セグメンテーション

製品タイプ別では、携帯型モバイルECGデバイス、パッチ型モバイルECGデバイス、ウェアラブルECGモニター(スマートウォッチ・バンド)に分けられます。このうち、携帯型モバイルECGデバイスは、手頃な価格、携帯性、使いやすさに加え、病院、診療所、在宅医療、救急医療の現場で広く普及していることから、予測期間を通じて市場の主流を占めると予想されています。心血管疾患の有病率増加やポイント・オブ・ケア(POC)診断への需要の高まりが、携帯型モバイルECGデバイスのニーズを後押ししています。

地域別の市場概況

地域別に見ると、北米が予測期間中、36%という主要なシェアを占めると予想されています。これは、心房細動、心不全、高血圧といった心血管疾患の有病率が高いことや、遠隔患者モニタリングおよび遠隔医療が急速に拡大していることによるものです。例えば、米国疾病予防管理センター(CDC)のデータによると、2024年には米国において高血圧が680,100人以上の死亡の主因となりました。このような状況が、遠隔ECGデバイスの必要性を強調しています。

日本においては、高齢化の進行、早期診断や予防医療への重視、そして在宅医療サービスへの関心の高まりが、市場の成長を後押しすると見込まれています。

主要企業

世界のモバイルECGデバイス市場における主要企業は以下の通りです。

  • AliveCor, Inc.

  • Bittium Corporation

  • Tricog Health

  • MEZOO Co., Ltd.

  • HeartBug Pty Ltd

また、日本市場における上位企業は以下の通りです。

  • Fukuda Denshi Co., Ltd.

  • Nihon Kohden Corporation

  • OMRON Healthcare Co., Ltd.

  • Kokoromil Inc.

  • San-Ei Medisys Co., Ltd

詳細な市場調査レポートは、SDKI Analyticsのウェブサイトで確認できます。
https://www.sdki.jp/reports/mobile-ecg-devices-market/590642570

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