服部孝洋氏著『為替介入とは何か』が8月7日発売、200兆円規模「外為特会」の謎を解説

円安で高まる「為替介入」への関心

2020年代以降の急激な円安進行は、日本経済に大きな影響を与え、メディアなどでも「為替介入」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。しかし、その具体的な仕組みや背景、そしてそれに伴って形成される外貨建て資産「外為特会」の実態については、広く知られているとは言えません。

『為替介入とは何か 200兆円規模「外為特会」が生まれた謎』が刊行

こうした状況の中、為替介入の全容と「外為特会」の謎を解き明かす一冊、『為替介入とは何か 200兆円規模「外為特会」が生まれた謎』(服部孝洋・著)が、2026年8月7日(金)に集英社新書から発売されます。著者の服部孝洋氏は、実務家として経済政策の最前線にも関わった経験を持つ経済学者であり、本書は為替市場と日本の金融政策を理解するための基礎知識を提供する入門書として位置づけられています。

為替介入とは何か 200兆円規模「外為特会」が生まれた謎

書籍の主な内容

本書では、為替のメカニズム、介入が実施される過程、そして政策としての歴史が詳細に解説されます。特に注目されるのは、為替介入の結果として生まれる200兆円規模とも言われる「外為特会」の正体とその運用方法です。以下の目次から、本書が多角的にこのテーマを深掘りしていることがうかがえます。

  • 第1章 為替介入と外為特会とはなにか

  • 第2章 為替介入を知るためには財務省の体制を知るべき

  • 第3章 為替介入の実態

  • 第4章 外為特会はどのように運用されているのか

  • 第5章 予算と特別会計

  • 第6章 外為特会とリスク管理

  • 第7章 財源としての外為会計

  • 第8章 外為特会によるドル貸し出し

  • 第9章 為替介入と資金調達

  • 第10章 為替市場とデリバティブ(金融派生商品)

  • 第11章 フォワード(為替スワップ)とカバー付き金利平価

  • 第12章 通貨先物と海外の投機筋のポジション

著者について

著者の服部孝洋氏は経済学者であり、東京大学金融教育研究センター特任准教授を務めています。これまでに『はじめての日本国債』(集英社新書)や『マネー・マーケット入門日本銀行の金融政策と短期金融市場』(日本評論社)など、数々の著書を執筆しています。Xやnoteでも積極的に情報発信を行い、一般の読者にも経済知識を分かりやすく伝えています。

書籍情報

  • タイトル: 為替介入とは何か 200兆円規模「外為特会」が生まれた謎

  • 著者: 服部孝洋

  • 発売日: 2026年8月7日(金)※電子書籍も同日発売

  • 定価: 1,320円(10%税込)

  • 判型: 新書判

  • ページ数: 368

  • ISBN: 978-4-08-721425-3

  • 出版社: 集英社新書

書籍の詳細は、以下の集英社ウェブサイトで確認できます。

集英社新書は「知の水先案内人」をキャッチフレーズに、1999年12月に発刊されたレーベルです。知識に裏付けされた知恵を提供する「真の意味での実用書」をコンセプトに、幅広い世代に向けた書籍を刊行しています。

日本経済を読み解くための基礎知識

本書は、現在の日本経済を理解する上で不可欠な「為替介入」と「外為特会」について、その歴史的背景から具体的な運用までを網羅的に解説しています。国際金融市場の動向が国内経済に与える影響を把握し、今後の経済情勢を冷静に分析するための重要な手引きとなるでしょう。