IDCの国内データセンター事業者評価で「リーダー」に
NECが、IDCのレポート「IDC MarketScape: Japan Datacenter Facilities Services 2026 Vendor Assessment」(IDC #JPJ54111226、2026年9月)で、リーダー(Leaders)として評価されました。
このレポートは、国内でデータセンター(DC)ファシリティサービスを提供する事業者を対象に、IDC MarketScapeモデルに基づいて「戦略」と「能力」を評価し、その分析結果をまとめたものです。あわせて、ユーザー企業がデータセンター事業者を選ぶ際に留意すべき事項も示しています。
IDC MarketScapeが挙げたNECの強み
IDC MarketScapeは、NECの強みとして次の3点を挙げています。
- 運用の信頼性/安定性
- 主要3大クラウドの相互接続ポイント
- BluStellar(ブルーステラ)を軸にした全社的AI活用戦略との連動
リテールからホールセールまで、GPUや液冷への対応も推進
NECはデータセンター事業で積み重ねてきた実績とノウハウを生かし、エンタープライズ向けのリテールサービスから事業者向けのホールセールサービスまで、幅広いニーズに対応しています。なかでも、官公庁や金融業界をはじめ、高度な統制やセキュリティが求められる案件への対応力を強化しています。
今後も「安全・安心」「効率・グリーン」「コネクティビティ」を事業の柱に据えながら、GPUや液冷といった最新テクノロジーへの対応を進め、顧客の多様なデジタル活用を支える高信頼で安定したデータセンターサービスを継続して提供していくとしています。
IDC Japanアナリストの評価
IDC Japanの伊藤未明アナリストは、NECについて、国内6地域に12拠点のデータセンターを展開し、エンタープライズ向けリテイルコロケーションを軸に、運用力を核としたサービスを提供していると説明しています。また、価値創造モデル「BluStellar」のもとで、水冷対応、クラウド接続性の強化、経済安全保障を踏まえたセキュリティ強靭化を、今後3~5年のデータセンター投資における重点領域に位置づけている点にも触れています。
拠点については、2024年に開設したデータセンターが再生可能エネルギー100%で運用する環境配慮型データセンターであり、GPUサーバーなどの液冷サーバーも受け入れていること、マルチクラウド接続の中核である印西データセンターが主要クラウドサービスの接続ポイントを単一施設内に備えていることを挙げています。そのうえで同氏は、既存IT環境からのマイグレーションやハイブリッドクラウド活用を検討し、運用保守までをワンストップで任せたいエンタープライズ顧客にとって、NECは「有力な選択肢の一つといえる」と述べています。
BluStellarのもとでAXの加速を支援
NECは価値創造モデル「BluStellar」のもと、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3軸で、戦略構想コンサルティングから実装までを導くBluStellar Scenarioやオファリングなど、End to Endのサービスを提供しています。データセンター事業でも、クラウドやAIなどの先進技術とグローバルパートナーシップを生かし、マルチクラウドやハイブリッドクラウド環境を支える高信頼かつ安定したサービスを提供することで、顧客のAX(AIトランスフォーメーション)の加速とビジネス成長に貢献していく方針です。
なお、IDC MarketScapeは、特定の市場におけるITサプライヤーやサービスプロバイダーの競争力の概要を示すために設計されたベンダー評価モデルです。定性的・定量的な基準に基づく厳密な採点方法を用い、市場内での各企業のポジションを単一のグラフィカルな図で表現します。ITバイヤーは、このフレームワークを通じて、対象ベンダーの現在および将来にわたる強みと弱みを360度で評価できるとされています。
出典:日本電気株式会社