
Z世代向けアミューズメント施設で「ゲームセンター×パジャマ」
若者に特化した企画・マーケティング事業を手がける虹と満月と株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:西村海都)は、株式会社マルハン 東日本カンパニーが運営するZ世代向けアミューズメント施設「ME TOKYO IKEBUKURO」(東京都豊島区)の店頭プロモーションイベントに参加した。同社が担当したのは、2026年9月23日(水・祝)18:00〜22:00に開かれた感情解放祭「パジャマナイト」での、インフルエンサーのキャスティングと当日のインフルエンサーキャスティング・運営である。当日はInstagramを中心に活動するZ世代のインフルエンサー13名が来場し、パジャマ姿で店内を楽しむ様子をSNSで発信した。
ME TOKYOは「MOVE EMOTION-ME TOKYOはゲーム設置場ではなく、感情解放区だ-」をコンセプトに掲げる、Z世代向けのブランドアミューズメント施設だ。2024年8月にオープンしたME TOKYO IKEBUKUROは、1〜3階をクレーンゲームフロアとし、4階には5Dのイマーシブ空間やパウダールームを備えた「EMOTION LOUNGE」を設けている。
「パジャマナイト」は、株式会社グローバルプロデュースが企画・プロデュースした「ゲームセンター×パジャマ」がテーマの体験型イベントで、10月のハロウィンを前にコスプレへの関心を高める狙いで開催された。参加者は4階のコスプレエリアでパジャマに着替え、ME TOKYOのブランドカラーである黄色の大型クッションを積み上げたフォトスポットや5Dのイマーシブ空間で撮影。ME TOKYOのロゴをあしらったアイシングクッキーやカップケーキなど、パジャマパーティーをイメージした軽食も用意された。主催は株式会社マルハン 東日本カンパニー、企画協力はJELLY CORE株式会社 戸田ありさ氏が務めた。

企画づくりから人選、当日の現場対応まで
虹と満月とは企画の初期段階からプロジェクトに加わり、Z世代のトレンドや、インフルエンサーが「発信したくなる」体験という観点から意見を出した。友人と一緒に来場できる同行枠を設けるなど、インフルエンサーが楽しみながら自然に発信できる環境を関係者とともに整えている。人選では、ME TOKYOの来場者に多い若い女性に届くよう、フォロワー1万人以上の女性インフルエンサーを対象に候補を選定した。フォロワー数のほか、PR投稿の実績、おでかけ・イベント系の投稿の多さ、コスプレや「映え」写真との相性も選定の基準としており、当日はインフルエンサー13名が来場した(2026年9月時点)。
当日は受付から館内の誘導、撮影のサポートまで、インフルエンサーへの対応を同社が担当した。インフルエンサーとの連絡は同社の窓口に一本化し、来場当日中のInstagramフィード・ストーリーズ投稿も依頼。指定の投稿に加え、リール動画やTikTok、通常のコスプレ姿を投稿したインフルエンサーもいたほか、同行した友人たちによるUGCも生まれたという。

招待者アンケートに表れた「行きつけを持たない」傾向
イベントでは、来場したインフルエンサーと同行者を対象にアンケートを実施した(回答者19名)。主な結果は次のとおり。
- イベントの満足度:非常に満足 13名/満足 6名
- 「感情解放区」というコンセプトへの共感:とても共感した 8名/共感した 11名
- よく行くゲームセンター:特に決まっていない 13名/よく行くゲームセンターがある 6名
- 特に魅力を感じた体験(複数回答):1位 ビューティースペース(12票)、2位 パジャマで店内を遊べること(11票)、2位 コスプレ体験(11票)、3位 フォトスポット(9票)
- ME TOKYOと他のゲームセンターとの違い(複数回答):1位 若者向け・トレンド感がある(15票)、2位 おしゃれ・洗練されている(12票)、2位 写真や動画を撮りたくなる(12票)、3位 非日常感がある(9票)、3位 コスプレなどゲーム以外の体験も楽しめる(9票)
- SNSに投稿したいと思ったもの(複数回答):1位 パジャマ姿(14票)、1位 友達との写真・動画(14票)、2位 フォトスポット(12票)、3位 フード(7票)
- 今後体験したいコスプレ企画(複数回答):1位 季節に合わせたコスプレ(18票)、2位 ヘアメイクまで含めた本格的な変身体験(12票)、3位 アイドル・メイド系(9票)
19名中13名が、よく行くゲームセンターは「特に決まっていない」と回答した一方、ME TOKYOと他のゲームセンターとの違いでは「若者向け・トレンド感がある」「写真や動画を撮りたくなる」が上位に入った。虹と満月とはこの結果から、Z世代は決まった店に通うのではなく、そのときに「行ってみたい」「撮りたい」と思える場所を選んでいる様子がうかがえるとし、ゲーム機の品ぞろえだけでなく、空間や体験そのものが来店のきっかけになる可能性があるとしている。なお、回答者はイベントに招待したインフルエンサーとその同行者で、一般来場者の傾向を示すものではない。

現場で見えた「撮りたくなる素材」の力
現場で最も反応が大きかったのは、黄色いクッションの山だった。撮り方をあらかじめ決めていなかったことで、参加者は寝転ぶ、埋もれる、飛び込む、星や月の形のクッションを抱えるなど、それぞれの撮り方を見つけていった。5Dの空間でも部屋の角を使うなど、運営側が想定していなかった撮り方が生まれた。SNSでの発信に慣れた参加者ほど、自分らしい見せ方を現場で見つけていくという。また当日は、鏡を使って撮影する参加者が多く見られたほか、友人同士で撮り合う姿もあった。アンケートでも「友達との写真・動画」を投稿したいという声が多く、友人と来場できる設計が発信につながった。
同社は今回の結果をもとに、「インフルエンサーを招くイベント」から「インフルエンサーと一緒にME TOKYOならではの遊び方をつくるイベント」への発展を提案していく方針だ。代表取締役の西村海都氏は「パジャマでゲームセンターに行くという少し照れくさい体験を、インフルエンサーのみなさんが友達と一緒に心から楽しんでくれました。印象的だったのは、こちらが撮り方を用意しなくても、クッションの山や鏡の前でそれぞれが自分らしい撮り方を見つけていたことです。Z世代は『行きつけ』を持たず、『撮りたい』『行ってみたい』と思える場所を選びます」とコメント。今後も、若い世代が自分から発信したくなる体験づくりを手伝っていくとしている。
出典:虹と満月と株式会社