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Claude・ChatGPTのサブスクでデータ分析をAIに任せる。デスクトップAIエージェント「Kari」が、CSV・Excelの分析自動化機能を追加

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GotoAI株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:党 聡維)は、Claude・ChatGPTのサブスクリプションで使えるデスクトップAIエージェント「Kari(かり)」に、手元のCSVやExcelの分析を自動化する機能を追加しました。バージョン0.7.3から利用できます。

生データの読み込みと型付け、複数データの結合、集計、チャート作成、示唆出しまでを、普段お使いのClaude・ChatGPTのサブスクリプションのままAIに任せられます。汎用のAIエージェントとして提供してきたKariにとって、初めての専門領域向け機能です。9月のKari公開時に予告した「データ基盤連携と分析機能の拡張」のうち、分析機能を先に提供するものです。

図1:インバウンド消費総額の試算値をAIが集計し、国籍・地域別の積み上げグラフにした画面

■ 開発の背景

ビジネスにおけるデータ分析の目的は、データから意思決定の材料を得ることです。しかし実際には、次の3つの壁があります。

  1. 工数の大半が「準備」にかかる  
    列の型付け、表記ゆれの吸収(名寄せ)、複数ファイルの結合、データの間の整合性チェックなど、分析を始める前の作業に多くの時間がかかります。

  2. 仮説を変えるたびにやり直しになる  
    一回限りで分析が終わることはほとんどありません。ただしAPIの従量課金でAIを使う場合は、試すほど費用もかさみ、試せる回数が限られます。

  3. AIに任せた処理の中身が見えない  
    分析プロセスの証跡をとらないと、AIの作業がブラックボックスになってしまい、どう集計したのかを確かめられなければ、結果を判断の材料には使いにくくなります。

Kariのデータ分析自動化機能は、この3つに応えるものです。

■ 新機能の概要

機能

内容

データコレクション

CSV・Excel・SQLiteのファイルを1つにまとめて扱います。元のファイルはコピーせず、置き場所を読み取り専用で参照します。

AI解析

生ファイルの構造をAIが読み取り、列ごとに型を与えたテーブルにします。指示文は自動で入力されるため、ユーザーがプロンプトを書く必要はありません。

データフロー

テーブルを入力に、集計や結合の結果を作る処理の単位です。元のテーブルは書き換えず、処理は再実行可能なPythonスクリプトとして保存されます(実行するためにPythonの知識は必要ありません)。

チャートと示唆出し

AIが集計結果をもとにグラフを作成し、傾向の読み取りと示唆をまとめます。

■ 主な特長

  1. サブスクのまま、何度でも試せる 
    データ分析は繰り返しの作業です。ClaudeやChatGPTのサブスクリプションでそのまま使えるため、API契約やトークン単位の従量課金は必要ありません(※1)。仮説を変えて分析し直すことも、トークン単位の従量課金を気にせず繰り返せます。加えて70以上のAIプロバイダー(2026年10月時点)や、自社環境のLLM、ローカルLLMにも接続できます。

  2. 手元のファイルを、準備なしで分析 
    ファイルをどこかにアップロードする必要はありません。20万行を超えるCSVや、複数のExcelファイルにまたがるデータも扱えます。Excelから書き出した、日本語特有のShift-JIS文字コードを自動で判別し、チャートの日本語も文字化けしません。

  3. Python仮想実行環境は同梱、追加インストールの手間は不要
    分析に使うPython実行環境は、Numpy・Pandas・DuckDBなどの分析ライブラリや日本語フォントと一緒にKariに同梱しています。Pythonのインストールや管理者権限は不要です。ライブラリを追加する場合は、GotoAIが選定したカタログからバージョンを固定し、改ざんの有無などを検証したうえで導入します。カタログにないライブラリは、利用者の承認を得てから導入します。

  4. 処理が見え、記録として残る 
    AIが書いた処理は、すべてPythonスクリプトとして保存され、人間が読んで確かめられます。元のデータは書き換えないため、条件を変えて安心して何度でも実行し直せます。どのデータから何が作られたかは「データグラフ」の図で追えます。

  5. AIが作業し、人が判断する(Human-in-the-loop) 
    Kariは、AIを単なる指示待ちの道具ではなく、一緒に働く同僚として位置づけています。AIは、指示になかった論点に気づくと、自主的に決めた扱いを明示し、変更の要否を利用者に確認します。公開している事例では、AIの結果のどこを人が確かめるべきかを、各手順に明記しています。

※1 各社のサブスクリプションの利用上限と利用規約が適用されます。

図2:AIが20万行の不動産価格CSVデータを自動解析した画面。真ん中の下段はAIが作成した読み取りPythonスクリプト
図3:AIが3種類のインバウンド統計データの結合処理を実施したあと、処理要点と例外扱いを利用者に報告する画面

■ データの保存場所はすべてPC内

Kariは、AIの推論(LLM)を除いて、サーバーを必要としない構成です。分析対象のファイル、変換後のテーブル、Pythonスクリプト、チャートは、すべて利用者のPC内に保存されます。分析データがGotoAIのサーバーに送られることはありません(ただし、クラウドAIサービスを選択した場合、処理に必要なデータは選択したサービスへ送信されます)。AIの接続先は、クラウドのAIサービス、自社環境のLLM、ローカルLLMから利用者が選べます。

■ 活用事例:手順を公式ドキュメントですべて公開

公的機関が公開しているデータを使い、取得から示唆出しまでの全工程を公開しています。

  • 事例1:AIによる東京不動産価格分析 
    国土交通省「不動産情報ライブラリ」から東京都23区の取引価格データ207,636件を取得しました。価格と相関する要素、地域別の上昇率、人口の増減との関係をAIが分析しています。たとえば人口増減率と価格上昇率の相関は、23区全体では統計的に有意です。しかし中央区を除くと有意ではなくなる、とAIは報告しています。都合の良い結果だけでなく、客観的に結論の限界まで示します。

  • 事例2:AIによるインバウンド消費動向分析 
    観光庁・日本政府観光局(JNTO)・法務省の3つの統計を結合し、国籍・地域別の訪日客の消費総額を試算しました。AIは、総額が横ばいに見える理由を「中国の急減を台湾・米国・韓国の伸びが打ち消している。安定ではなく相殺」と読み解いています。

※事例1はChatGPTのサブスクリプション、事例2はClaudeのサブスクリプションで実行しています。

※公式ドキュメント「AI によるデータ分析自動化」:https://docs.kari.gotoai.com/aidataanalysis

図4:AIが分析した中古マンション等の単位価格上昇率のセグメント順位
図5:インバウンド消費総額の増減についてAIがまとめた分析と示唆

■ 想定する利用シーン

  • メディア・マーケティング・調査:政府統計や公開データを取得・集計し、記事やレポートの裏付けを素早く取る。

  • フリーランス・ビジネス専門者・中小事業者:売上や顧客のExcelを、専門のデータ分析担当者がいなくても集計・可視化し、示唆まで得る。

  • 中堅・大手企業:部門の定型分析やレポート作成を自動化する。処理がスクリプトとして残るため、担当者が替わっても再現・検証できる。

■ 今後の展開

2027年2月末までに、次の機能を順次提供する予定です。

  • 予測・分類など、機械学習によるデータ分析のAI自動化

  • 社内データベースやデータ基盤との連携

■ 代表コメント

GotoAI株式会社 代表取締役 党 聡維

「Kariは、AIを単なる指示待ちの道具ではなく、隣で一緒に考え、働く同僚として設計してきました。データ分析は、その考え方がもっとも生きる領域です。手間のかかる準備や、繰り返しの探索はAIが引き受け、判断は人が担う。処理はすべてスクリプトとして残るので、AIの仕事を確かめながら任せられます。普段お使いのサブスクリプションのまま、手元のデータで試していただければ幸いです。」

■ ライセンス(変更はありません)

  • コミュニティライセンス(無償):個人での利用、および100名未満の組織での利用。100名以上の組織は、最長60日間の評価利用が可能です。

  • 法人ライセンス(有償):100名以上の組織で60日を超えて継続利用する場合。価格等はお問い合わせください。申請と管理はKariアプリ内から行います。

すでにKariをお使いの方は、バージョン0.7.3をダウンロードしてインストールすると、本機能を利用できます。

■ 動作環境

  • Windows 10/11(64bit)

  • macOS 12以降(Apple Silicon/Intel)

  • Ubuntu 24.04以降、Debian 13以降(.deb、x86_64)

■ 製品情報

上記の製品サイトまたは公式ドキュメントのいずれから無償ダウンロードいただけます。

■ GotoAI株式会社について 

GotoAI株式会社は、「AI に向き合い、未来を切り拓く」をミッションに掲げ、AI 導入の初期評価からPoC 支援、本番システムの構築までを一貫して支援するAI企業です。AI に関する戦略立案・組織革新支援、データ基盤構築、機械学習モデル開発、LLM・クラウド AI を活用したシステム設計開発を手がけ、データを国内に閉じた形でのAI実装にも対応します。

会社名

GotoAI株式会社(英文名:GotoAI Inc.)

所在地

〒106-0032 東京都港区六本木3丁目16番12号 六本木KSビル5F

代表者

党 聡維(Congwei Dang)

設立

2026年7月6日

事業内容

AIに関する戦略立案・組織革新支援、データ基盤構築、機械学習モデル開発、LLM・クラウドAIを活用したシステム設計開発

URL

https://gotoai.com/

 ■ 本件に関するお問い合わせ 

GotoAI株式会社 お問い合わせフォーム:https://gotoai.com/contact-us-jp/

注記

  • Kariは、Block, Inc. により開発された現在は Agentic AI Foundation が運営するオープンソースプロジェクト「goose」(Apache License 2.0)をもとに開発された派生プロダクトです。Kari は独立したプロジェクトであり、Agentic AI Foundation、The Linux Foundation、Block, Inc. による承認・後援を受けたものではありません。

  • Claude および Anthropic は Anthropic PBC の、ChatGPT および OpenAI は OpenAI, Inc. の商標です。その他、記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

  • 本リリースに記載の機能・仕様・ライセンスは、予告なく変更される場合があります。

本記事は、GotoAI株式会社が2026年10月18日にPR TIMESで発表したプレスリリースを原文のまま掲載しています。
元のリリース:Claude・ChatGPTのサブスクでデータ分析をAIに任せる。デスクトップAIエージェント「Kari」が、CSV・Excelの分析自動化機能を追加

この記事を書いた人

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