大手総合不動産コンサルティングサービスであるコリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社(代表:谷川雅洋、本社:東京都千代田区、NASDAQおよびTSX:CIGI、以下コリアーズ・ジャパン)は、世界の事業用不動産投資および資金調達動向を分析した最新レポート「グローバル・キャピタル・フロー|2026年上半期」の日本語版を発刊いたしました。
本レポートは、2026年9月3日に発行された英語版レポート「Global Capital Flows | H1 2026」を翻訳したもので、2026年上半期の投資実績をもとに、地域別・セクター別の投資フロー、クロスボーダー投資の動向、資金調達環境の変化、ならびに今後のマクロ経済・金融環境の見通しについて、コリアーズ独自の分析と各種データを用いて整理しています。
世界の不動産投資のモメンタムが加速、APACが力強い伸び
2026年第2四半期には世界の不動産投資のモメンタムが一段と強まり、既存物件の投資額は前年同期比21.2%増となり、第1四半期の15.2%増から伸びが加速しました。投資額は過去5年平均の96.5%まで回復しています。
地域別では、APACの第2四半期の投資額が前年同期比28%増と最も高い伸びを示し、過去5年平均の106%に達しました。南北アメリカも同21.5%増と堅調に推移した一方、EMEAは14.8%増となりました。

日本はクロスボーダー投資先で世界3位に浮上
クロスボーダー投資先としては、米国が英国を抜き、世界最大の投資先となりました。日本は順位を大きく上げて世界3位となり、クロスボーダー投資活動全体の7.7%を占め、過去5年平均の6.3%を上回りました。
EMEAは引き続きクロスボーダー投資の最大の投資先であり、世界の上位20市場における投資活動の57%を占めています。

データセンターが最大の成長セクターとして台頭
セクター別では、直近24カ月のローリングベースで賃貸住宅が最大の投資セクターとなり、インダストリアル、オフィスが続きました。
なかでもデータセンターの投資活動が大きく拡大し、第2四半期にはグローバル投資活動の5.2%を占めました。APACでは、データセンターへの投資額が第1四半期末の60億米ドルから200億米ドルへ拡大し、突出した成長を示しました。
インダストリアルが資金調達を牽引、賃貸住宅もシェアを拡大
セクター別の2026年上半期のグローバル資金調達では、インダストリアルが全体の46%を占め、引き続き最大のセクターとなりました。賃貸住宅の資金調達シェアも、第1四半期の20%から上半期末には29%へ拡大しています。
地域別では、北米向けの資金調達シェアが57%とやや低下したものの、過半を占めました。欧州向けは21%、複数地域を対象とする戦略は16%へそれぞれ上昇し、APACは6%で横ばいとなりました。
今後の見通し:金利は当面据え置き、利回りの低下は限定的
インフレと成長の見通しが地域ごとに異なるなか、主要市場では各国の中央銀行が当面、金利を据え置く可能性が高いとみられています。日本では金利の正常化が続いており、インフレが目標近辺で推移すれば、追加的な利上げの可能性も残されていますが、利上げのペースは緩やかなものになると予想されます。
各地域で不動産利回りが借入コストを上回る状態が続き、イールドスプレッドが金利の変動に対する余裕として機能しています。一方、リスクフリー金利は過去の水準よりも大幅に高い状態が続くと予想され、2026年下半期における商業用不動産のキャップレートおよび利回りの低下は、限定的にとどまる見通しです。
「グローバル・キャピタル・フロー|2026年上半期」日本語版の全文は、以下よりご覧いただけます。
コリアーズについて
コリアーズ(NASDAQ、TSX:CIGI)は、事業用不動産、エンジニアリング、投資運用の3つの分野で事業を展開する、グローバル総合プロフェッショナルサービスおよび投資運用会社です。30年以上にわたる持続的な成長実績と安定的な収益基盤を背景に、資産ライフサイクル全体を通じて不可欠なサービスを提供する高付加価値事業の拡大を推進しています。当社は、独自のパートナーシップ志向の経営哲学のもと、卓越したリーダーの育成と起業家精神に富んだ企業文化の維持に注力するとともに、社内株式保有を通じて株主との利害の一致を図り、持続的な価値創出を実現しています。年間売上高60億ドル、約28,000人のプロフェッショナル、1,100億ドルの運用資産を擁するコリアーズは、世界中のクライアント、投資家、そして従業員の成功を力強く支援しています。詳細は colliers.com/ja-jp(日本語公式サイト)、X(旧Twitter) @ColliersJapan、LinkedIn にてご覧いただけます。
コリアーズ・ジャパンについて
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本記事は、コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社が2026年10月7日にPR TIMESで発表したプレスリリースを原文のまま掲載しています。
元のリリース:コリアーズ、グローバル・キャピタル・フロー|2026年上半期」日本語版を発刊