AI時代のFintechに焦点を当てた投資戦略
GFF8は「AI時代のFintech」を投資テーマとして掲げています。AIとFintechが世界の金融を変革する局面を捉え、その最前線で得られた知見、技術、ネットワークを日本の事業および地域経済へ還流させることを目的としています。
従来のFintechが金融サービスのデジタル化に主眼を置いていたのに対し、今後は与信や顧客対応といった金融の中核業務がAIによって担われ、資金の流れそのものが再構築されると見られています。ステーブルコインや預金トークン、AIネイティブな金融機関といった新たな潮流は、一部の先進地域に留まらず、日本の金融・事業環境にも大きな影響を与えつつあります。
GFF8は、このようなAI時代のFintechを軸に、シリーズA前後を中心としたシードからグロースステージの企業へ投資を行います。投資対象地域は日本、インド、東南アジア、北米の4地域です。GMO-VPは設立以来、これらの地域でFintech投資を継続し、複数のユニコーン創出を含むクロスボーダー投資の実績を積み重ねてきました。各地域で得られた知見を相互に還流させながら、4地域の成長機会を横断的に捉えていく方針です。
主な投資先と実績
GFF8では、既にAIとFintechの融合により新たな市場や金融インフラの創出を目指す企業への投資を開始しています。現在の主な投資先は以下の通りです。
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10pct.株式会社(日本):ソフトウェアとAIを活用したフルマネージド型のホテル運営受託サービスを提供。業務効率化やコスト削減に加えて、ホテル運営全体を改善し収益向上を図るモデルを構築しています。
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1Money Co.(米国):ステーブルコインおよび現実資産(RWA)を扱うための垂直統合型フルスタックインフラ企業の先駆け。特許出願中のレイヤー1ブロックチェーンやステーブルコイン発行サービスなどを展開し、規制に準拠した運営を行っています。
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シリコンバレーのFintech特化VCへの出資:決済部門の経験者や決済スタートアップの創業・売却経験者など、Fintechの事業開発と経営に精通したプロフェッショナルが運営する創業期Fintech特化型VCへ出資しています。
これらの投資は、GFF8が掲げる「AI時代のFintech」を象徴するものであり、金融サービスをデジタル化するだけでなく、通貨・銀行・決済・商取引・産業オペレーションの仕組みそのものをAIとソフトウェアで再構築する企業を支援していきます。
GMO-VPは2005年の設立以来、Fintechを中心に国内外のスタートアップへ投資し、これまでに通算約230社へ投資、うち21社が国内外の株式市場へ上場しています。これまでのファンドからは、インドのRazorpay、インドネシアのKredivo、Coda、Xendit、北米のFlexなど、複数のユニコーンが創出されています。GFF7ではLayerX、アスエネ、インドTransBnkなどが着実に成長を続けており、GFF8においてもこれらの実績とパイプラインを土台に、次のユニコーン創出を目指すとしています。
出資者から評価された強みと連携の展望
GFF8には、三井住友銀行・みずほ銀行をはじめとする日本の主要な金融機関が出資しています。出資者からは、GMO-VPの以下の3つの強みが評価されています。
- 20年にわたるFintech投資の実績:2005年の設立以来、Fintech領域に集中的に投資を継続。
- 世界のFintechに対する深い理解:日本、インド、東南アジア、北米の4地域を横断し、各地域の規制、市場、先端プレイヤーを継続的に把握。
- 世界と日本をつなぐ「ブリッジ機能」:海外の先端Fintechをいち早く捉え、日本の市場と事業者が実装できる形に翻訳して導入する能力。
これらの強みは、出資者がGFF8へ参画する意義と重なると考えられます。出資者は、GMO-VPが導入し実装の形へ翻訳した成果へのアクセスが期待できます。
GFF8のブリッジ機能は、出資者の事業・運用への還元が期待されます。出資者としては、地域金融機関、リース会社、金融・Fintech分野に関心を持つ事業会社などが想定されます。
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地域金融機関:人口減少や資産流出といった構造的課題に対し、世界の先端AI-Fintechの地域への導入と、本業への活用が想定されます。取引先支援への知見還流、余資運用の多様化、地方創生とキャピタルゲインの両立を図り、「地域から、世界企業」の創出が期待されます。
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リース会社:レンディング、BNPL、設備・債権ファイナンスなど、デットを軸とする新たなアセットクラスへのアクセスが期待されます。海外Fintechの与信・レンディングの知見を、自社の商品設計やポートフォリオ多様化に取り込むことが想定されます。
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事業会社:AI時代のFintechへの戦略的エクスポージャーと、自社事業とのシナジー創出。決済・金融の新規事業やCVC的な学習機会として活用が想定されます。
GFF8の特徴は、エクイティ(株式)とデット(債務)の両面から投資先を支援できる点にあります。GMOペイメントゲートウェイをはじめとするGMOインターネットグループの決済・金融基盤と連携し、株式の希薄化を抑えながら、レンディングやBNPL、B2B決済など資金需要の大きい領域の成長を加速します。
GMO Fintech Fund 8の概要
| 名称 | GMO Fintech Fund 8投資事業有限責任組合(略称:GFF8) |
|---|---|
| 無限責任組合員 | GMO VenturePartners株式会社、村松 竜 |
| コミットメント総額 | 約100億円(中間クローズ時点) |
| 募集上限 | 120億円 |
| 投資対象地域 | 日本、インド、東南アジア、北米 |
| 主な投資領域 | AI時代のFintechを軸とする重点分野 |
| 主な投資ステージ | シリーズA前後を中心に、シードからグロースステージまで |
| 主な出資者 | 三井住友銀行、みずほ銀行をはじめとする金融機関、事業会社、GMO-VPの投資先から成長した有力スタートアップ数社、GMOインターネットグループ各社 等 |
GMO VenturePartners株式会社について
GMO VenturePartners株式会社は、GMOインターネットグループのベンチャーキャピタルとして、2005年の設立以来、Fintech領域を中心に国内外のスタートアップ投資を行っています。日本、インド、東南アジア、北米を主な投資対象地域とし、GMOインターネットグループの決済・金融・セキュリティ・インフラ領域の知見とネットワークを活用しながら、起業家の成長を支援しています。
- 公式サイト: https://www.gmo-vp.com/
GMOインターネットグループ株式会社について
GMOインターネットグループ株式会社は、インターネットインフラ事業、インターネットセキュリティ事業、インターネット広告・メディア事業、インターネット金融事業、暗号資産事業などを展開する持株会社です。
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公式サイト: https://group.gmo



