東京センチュリー、デットJVファンド「HALO」を通じて初の航空機ローン担保ABS発行を完了

3億9,020万米ドルの資金調達と市場からの高い評価

今回発行されたABSは、HALOが組成したローン債権を証券化し、資本市場を通じて流動化・回収する「キャピタル・リサイクリング」を目的としています。この発行により、総額3億9,020万米ドルが調達されました。グローバルな機関投資家からは発行額の4倍を超える需要を獲得し、初回発行体のAA格ABSとしては市場をリードする好条件での調達となりました。

HALOは、ファンド設立以来、14の国と地域にわたる21の航空機運航者に対して、33件(11ファシリティ)の優良な航空機およびエンジン担保ローンポートフォリオを構築してきました。

本ABSの詳細については、以下のプレスリリースをご参照ください。

「キャピタルライト戦略」と「アセットマネジメント事業」の推進

東京センチュリーは、「中期経営計画2030」において、自社バランスシートの無制限な拡大に頼らず資本効率を高める「キャピタルライト戦略(外部資本の活用)」と、それに基づく「アセットマネジメント事業」の拡大を成長戦略の柱としています。

同社はこれまで、航空機・エンジンリースから退役機の解体・パーツ売買、整備(MRO)に至るまで、航空機のライフサイクル全般を網羅する「航空機バリューチェーン」を構築し、付加価値の最大化を図ってきました。このバリューチェーンで培われた高いアセットの「目利き力」と運用ノウハウを活用し、航空関連アセットへの融資を拡大しています。

2023年3月に立ち上げられたHALOは、東京センチュリーとGATが長年培ってきた知見と経験を融合させたプラットフォームです。自社の資本投入を限定的な水準に抑えつつ、外部機関投資家の資金を積極的に活用する「キャピタルライトなビジネスモデル」により、高い資本効率を実現しています。HALOを通じて、ローン資産の積み上げ・回収管理に伴うサービサー手数料の獲得および高効率な収益構造を維持しながら、航空会社やレッサー、投資家など多くのステークホルダーに対して、新造機から経年機までの幅広い航空機やエンジンを担保とする金融ソリューションを提供しています。

今後の展望

今回のABS発行完了により、デットJVファンドを通じた「資産積み上げ ➔ 資本市場での証券化(オフバランス・資金回収) ➔ 再投資」という一連の資金循環プラットフォームの有効性が実証されました。このスキームのトラックレコードを踏まえ、東京センチュリーは第2号デットJVファンドの検討・組成を加速させる方針です。今後もパートナー企業との共創や外部資本を活用したキャピタルライトな収益基盤を強化し、持続可能な循環型経済の実現と中長期的な企業価値の向上に努めていくとしています。

GA Telesis, LLCの概要

GATは、世界30カ国、54拠点にわたるグローバルネットワークを有し、航空機のライフサイクル全般にわたるサービスを包括的に提供する航空アセット・インテグレーターのリーディングカンパニーです。東京センチュリーは2012年の出資以降、2018年にはGATの持分を49.2%に引き上げ、筆頭株主として強固なパートナーシップを築いています。

  • 会社名: GA Telesis, LLC

  • 本社所在地: 1850 NW 49th Street Fort Lauderdale, FL 33309 USA

  • 代表者: CEO Abdol Moabery

  • 設立: 2002年

  • 事業内容: 航空機・エンジンのリース、パーツ・コンポーネントトレード、航空機・エンジン整備(MRO)事業

GA Telesis社への出資に関するお知らせ: