格付変動の全体像
2026年6月のロジック改定後のRM格付分布では、A~C格が全体の12.8%(216,990件)、D格が11.3%(192,759件)、E・F格が75.9%(1,291,916件)を占めています。改定前の2026年5月と比較すると、特に「D格からE・F格への格下げ」および「E格からF格への格下げ」が合わせて約5万件発生しており、これにより低格付企業の再評価が進んだことが示されています。

地域別・業種別の影響
地域別に見ると、全ての地域でA格企業とF格企業が増加し、C格企業が減少する傾向が見られました。高格付(A~C格)企業の増加が最も多かったのは「北海道・東北」で136件、低格付(E・F格)企業の増加が最も多かったのは「関東」で5,168件でした。

業種別では、高格付(A~C格)企業は6業種で増加し、12業種で減少、低格付(E・F格)企業は7業種で増加し、11業種で減少しました。このうち、高格付(A~C格)企業の増加最多は「卸売業・小売業」の266件、低格付(E・F格)企業の増加最多は「医療・福祉」の531件でした。


格付ロジック改定の背景
現在の日本経済は、人手不足や物価上昇の長期化、企業倒産件数の高水準推移、中東情勢による原油・ナフサ価格の高騰など、企業活動におけるリスク要因が継続しています。また、金利上昇局面においては、金融機関の融資姿勢が「貸出量の増加」から「融資先の選別」へと変化する兆しが見られます。
このような経済状況を踏まえ、今回の格付ロジック改定では、倒産の傾向を左右する経済動向を反映するとともに、主力取引銀行や所在地変遷などに対する分析を強化し、RM格付の精度向上に繋げたとのことです。
RM格付の特長と今後の展望
RM格付は、企業の信用力をA~Fの6段階で評価する独自指標です。570万社超の企業データを統計的に分析し、倒産確率を算出しています。また、毎日収集される特種情報に基づきアナリストが格付補正を行うことで、最新の信用力評価を提供しています。これにより、取引先の信用力を的確に把握し、適切なリスク対策を講じることが可能になります。
リスクモンスターは今後も定期的な格付ロジック改定を実施し、経済環境に適応した分析手法を取り入れることで、倒産判別精度のさらなる向上を目指し、会員企業の安全な取引拡大を支援し、日本経済の活性化に貢献していく方針です。
本調査の詳細な内容は、以下の掲載サイトで確認できます。
リスモン調べについて
「リスモン調べ」は、リスクモンスターが独自に実施する調査レポートです。企業活動に関する様々な切り口で調査を行い、企業格付の更新に役立てるとともに、情報発信を通じて新しい調査ターゲットや新サービスの開発に取り組んでいます。これまでに、「100年後も生き残ると思う日本企業調査」や「環境への配慮が感じられる企業調査」などが発表されています。
リスクモンスター株式会社について
リスクモンスター株式会社は、法人向けに与信管理クラウドサービスを提供し、与信管理や反社チェックなど、企業間取引におけるリスク管理を支援しています。国内最大級の企業データベースと独自指標、AI、専門アナリストの知見を活用し、取引開始から継続モニタリング、定期的な見直しまでをサポートしています。2026年3月末時点のグループ会員数は15,042です。同社は2000年9月に設立され、東証スタンダード市場に上場しています。
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会社名:リスクモンスター株式会社
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本社所在地:東京都中央区日本橋2-16-5 RMGビル
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代表取締役社長:藤本 太一
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設立:2000年9月
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上場区分:東証スタンダード市場(証券コード:3768)




