ウェビナー(オンラインセミナー)は、今や企業の情報発信に欠かせない手段です。 しかし「なかなか申し込みが集まらない」「集客にムラがある」という声も多く聞かれます。 この記事では、現役広報が実践している“集客がうまくいくウェビナー設計”の考え方とステップを解説します。

1. ウェビナー集客が難しい理由

多くの企業が直面する最大の課題は、「コンテンツは良いのに見つけてもらえない」こと。 いまやウェビナーは乱立状態。単にSNSで告知するだけでは埋もれてしまいます。
  • 📉 開催数が多く、テーマが似通っている
  • 🕐 告知開始が遅い(開催3日前など)
  • 📣 告知経路が1つしかない(自社SNSだけ)
解決の鍵は、「広報+マーケの設計力」にあります。

2. 集客を成功させる5つのステップ

  1. ① テーマを“検索ワード”から決める ターゲットが検索している言葉をベースにタイトルを設計します。 例:「AI 広報」「プレスリリース 書き方」など。
  2. ② 告知ページをSEO+CV設計で作る タイトル・概要・日時・登壇者・申込ボタンを明確に。 見出し構成を意識するだけで検索流入が増えます。
  3. ③ SNSとメールを連動させる SNSは共感訴求、メールは実務訴求。 両方に合わせた導線で拡散効果を高めます。
  4. ④ 告知タイミングを3回に分ける 開催10日前(概要告知)→3日前(リマインド)→前日(緊急告知)。
  5. ⑤ 開催後も“リリース化”する 開催内容をまとめて「ウェビナーレポート」として発信。 次回集客にもつながる資産化戦略。

3. 成功企業がやっている「タイトル設計」のコツ

  • ✅ タイトルに“数字”を入れる:「3つのコツ」「5つの事例」
  • ✅ “得られる成果”を明示:「売上を伸ばす」「取材される」
  • ✅ “ターゲット”を具体化:「広報担当者向け」「BtoB企業必見」
タイトル設計で申し込み率が2〜3倍変わることもあります。

4. 広報目線で見るウェビナー集客の本質

広報は“情報を拡散させる”だけではなく、“信頼を作る”仕事です。 ウェビナーも同じで、単発イベントではなく「ブランド接点の設計」として捉えることが重要です。 一度参加した人が、次のイベントやサービスにも関心を持つ── この「継続接触」を意識するだけで、PR効果は大きく変わります。

5. 申し込みを増やす導線設計

  • 🎯 LPに「参加するメリット」を3行でまとめる
  • 🧠 フォームを短く(名前・メールのみ)
  • 📢 CTAを3か所に設置(上・中・下)
  • 💬 事例や登壇者紹介に“人の顔”を入れる
特に「人の登壇」があるウェビナーは、告知画像に登壇者の写真を入れるとCTRが平均1.8倍上がります。

6. まとめ|“1回で終わらないウェビナー”を設計しよう

ウェビナーは「開催して終わり」ではありません。 次の接点(資料DL・次回申込・メルマガ登録)まで設計してこそ、成功といえます。 継続的な集客=広報戦略の一部。 ウェビナーもPR活動の“延長線”として位置づけていきましょう。
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