初心者でもすぐできる!取材されるプレスリリースの書き方【現役メディアが解説】

「プレスリリースを送っても、全然反応がない…」そんな悩みを抱える広報担当者は少なくありません。 取材される企業とされない企業、その差は“ニュースとしての設計力”にあります。 この記事では、現役メディア関係者の視点から、記者が本当に読みたくなるプレスリリースの書き方を、テンプレート付きで解説します。

1. プレスリリースとは?まず押さえておく基本

プレスリリースとは、企業がメディアへ向けて発表する「ニュースの原稿」です。 新サービスやイベント告知だけでなく、業績・調査データ・企業の取り組みなど、世の中に伝えたい情報をまとめたものです。 重要なのは「会社の言いたいこと」ではなく、「記者が取り上げたくなる視点」で書くこと。 PRISAではこの考え方を“ニュース設計”と呼んでいます。
“送りたい”ではなく、“読みたい”内容にすることが第一歩です。

2. 記者が読むプレスリリースの構成はこの5パート

多くのリリースは、下記の5つのパートで構成されています。
項目 内容
① タイトル 具体的でニュース性が伝わるもの。数字やトレンドワードを入れる。
② リード文 3行で「背景」「目的」「ポイント」を端的に説明。
③ 本文 詳細情報。データやコメントなど具体的な裏付けを。
④ 画像・資料 1枚の写真・図があるだけで印象が大きく変わります。
⑤ 会社情報 会社概要・問い合わせ先を明記し、信頼性を補強。
タイトル・リード文・コメントの3要素で、リリースの8割が決まると言われています。
 

3. 記者が“取材したくなる”リリースの特徴

  • 数字やデータがある(例:「前年比120%」など)
  • 人・現場が見える(担当者コメント・開発秘話)
  • 社会性・トレンド性がある(“今”の話題と結びついている)
  • 独自の切り口がある(他社と違う理由が明確)
記者は「情報」ではなく「ネタ」を探しています。 “ニュースにできるか”という視点で書くと、取材につながる確率が一気に上がります。 —

4. やってはいけないNG構成

  • 「当社は〜いたしました」だけの報告文
  • 宣伝色が強く、広告コピーのような文章
  • 背景や社会的意義が書かれていない
ニュースではなく広告に見える瞬間、記者は読むのをやめてしまいます。 “自社の発表”ではなく、“世の中へのニュース”にする意識を持ちましょう。 —

5. 書き方テンプレート

【タイトル】
〇〇が△△を開始。□□の課題を解決する新サービス

【リード文】
株式会社〇〇(所在地:東京都〜)は、△△に対応した新サービスを開始しました。
本リリースでは、□□の背景と今後の展望についてご紹介します。

【本文】
・背景(市場動向や課題)
・サービス概要(特徴やデータ)
・コメント(担当者・代表コメント)
・今後の展望

【問い合わせ先】
株式会社〇〇 広報担当:□□ mail@example.com
構成をテンプレート化しておくと、発表内容が変わっても安定した品質で書けます。
   

6. PRISAが提案する“レターリリース”という選択肢

プレスリリースを「単発の発表」で終わらせず、継続的な関係づくりに変えたのが、PRISAが提案する「レターリリース」です。
  • 毎月・毎季など定期的に情報を届けられる
  • メディアとの信頼関係を築ける
  • タイミングを逃さず露出のチャンスを作れる
“書いて終わり”ではなく、“届いてつながる”広報へ。 PRISAの送り放題プランなら、低コストで継続配信が可能です。

7. まとめ|“書く”より“伝わる”プレスリリースへ

取材されるプレスリリースは、記者の目線で「ニュース性」を設計しています。 数字・ストーリー・社会性の3つを意識して、あなたの情報を“記事になる形”に整えましょう。 そして、次のステップは「レターリリース」。 PRISAでは、あなたの発信がメディアに届くまでを完全サポートします。

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