不登校の小中学生は29.9万人6年連続で過去最多に「不登校の原因のひとつ”学習でのつまづき”を防ぐには子どもの認知特性を知る必要がある!」と提唱する車重徳氏
今、不登校の小中学生数が異例のペースで増えている…。2022年度は29万9千人で、6年連続で過去最多を更新。21 年度と 22 年度の増え幅は 2 割超と大きい。
「不登校の原因のひとつである“学習でのつまづき”を防ぐには、子どもの認知特性を知る必要があります」と話すのは、発達心理に詳しい心理士の車重徳氏。
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視覚優位タイプ:目で見た情報の処理に優れ、映像での情報を好む
聴覚優位タイプ:耳で聞く「聴覚」の情報処理が得意
Q1:子どもがよく使う言葉は? A「はっきり言って」 B「自分はこう思う」 C どちらでもない
Q2:会話の時、子どもの動きは? A 手をよく動かす B 手が口元にいく C どちらでもない
Q3:会話の時、子どもはどこ見る? A 上を見がち B きょろきょろしがち C どちらでもない
Q4:子どもが苦手な状況は? A ゲームセンター B 混んでるファミレス C どちらでもない
Q5:好きな学校の授業は? A 教科書を見る授業 B 先生の話を聞く授業 C どちらでもない
Q6:「海」で思い浮かべるのは?
A 海岸から海を眺める様子 B 波の音やカモメがなく声 C どちらでもない
Q7:どちらをすることが好き? A映像を見ること B音を聞くこと Cどちらでもない
☞A が多い子は、視覚優位タイプの可能性がある
☞B が多い子は、聴覚優位タイプの可能性がある
☞C が多い子は、視覚と聴覚をバランスよく使っているタイプの可能性がある
【視覚優位タイプの子にあった学習法】
■文章の情景をイラストで描いてあげれば、長文問題も理解しやすくなる!
⇒”視覚的な情報”を補うことで、学習効率がアップ!
▼国語の長文問題は、文章に出てくる「情景」を「イラスト」を使って、
視覚的な情報をプラスしてあげると理解しやすくなる!
▼漢字を何度も書くより、部首によって色を変えるなどの工夫をすれば、記憶を強化できる!
▼算数の文章題では「加えて」「合わせて」「全部で」「まとめると」などの言葉が出てきたら
「+」を使うという風に暗記してパターン化させると良い!
聴覚情報を”イメージ”するトレーニングで聴覚処理能力が劇的にアップする!と提唱。延べ 1 万人をサポートしてきた発達心理の専門家
発達障害ラボ 代表/車 重徳(くるま・しげのり)
発達障害ラボ 代表で心理士、教員などを務め、自身も中学時代に不登校を経験。
発達障害や学習障害、精神疾患の子どもや大人延べ 1 万人をサポート・指導する。
「子どもにとって本当によい教育とは何か?」を探求する、大人のための教育メディア
『ソクラテスのたまご』『ソクタマ相談室』において、子育ての悩みに答えている。
子どもの能力を客観的な数値で知れる知能検査「WISC-Ⅳ検査」をこれまで 700 件以上実施。