【鳥獣による農作物被害は、年間 150 億円超・46.2 万 t に増加…】
猟師と獣害に悩む山主・農家を繋ぐサービス『カリツナギ』が登場!
農林水産省によると、令和 3 年度の野生鳥獣による全国の農作物被害は約 155 億円、被害量は約 46 万 2000t となり、前年度より 2000t 増加している…。
■『カリツナギ』は、林野庁のビジネスプランコンテストで入賞!
“猟師”と“獣害で困っている山主や農家”を繋ぐサービス『カリツナギ』が、2022 年より奈良県宇陀市でスタートしている。林野庁予算で行われたビジネスプランコンテストに入賞した、今、話題のサービス!
*「カリツナギ」公式サイト:https://www.yamanaramorisho.com/gibier
【苗木を植えても鹿が食べるため、多くの山主は植林を断念…】
1927 年創業の林業会社4代目で山守の森本達郎氏が
森林再生を目指し『カリツナギ』を考案!
『カリツナギ』に取り組むのは、奈良県吉野地区で 1927 年創業の「森庄銘木産業」4 代目で、山守の森本達郎氏。今、山主のほとんどが「苗木を植えても鹿に食べられて育たない」と植林を断念している。この問題を先送りしては森林再生が進まない…。そこで、『カリツナギ』を考案!
【猟師は被害地域に罠を仕掛けて獣害を防止!】
免許取りたての“初心者猟師”に対して
猟のスキルアップ法もレクチャー!
『カリツナギ』は、畑や森林に甚大な被害が出ている獣害の対策として、被害地域と猟師を繋ぐサービス。猟師は、罠での駆除を実施し、獣害を防止する。狩猟に関心のある方へのレクチャーや、免許取りたての初心者ハンターへのスキル向上を目指したレクチャーも実施している!
地域の狩猟人口を増やし、獣害を減らすことで森林再生を目指す
森本 達郎/森庄銘木産業株式会社 四代目 山守
森本氏は、地域の狩猟人口を増やし獣害を減らすことが『カリツナギ』の目標だという。狩猟を始める際、狩猟技術の実地経験を積む機会を得にくいことや、狩猟場所の確保、狩猟道具を揃えるのが大変といった課題を抱える猟師が多い。害獣問題だけでなく、そうした課題も解決できるサービスとして、『カリツナギ』を考案した。