広報・PR担当者の皆様へ
「広報の壁」にぶつかっていませんか?
「新商品の発売がない時期は、発信するネタがなくて困っている……」
実は2025年現在、多くのメディア関係者が注目しているのは、完成された公式発表だけではありません。
そこで今、急速に導入企業が増えているのが「レターリリース」という手法です。
本記事では、単なる宣伝ではなく、メディアと企業の「手紙」のようなコミュニケーションツールであるレターリリースについて、現役メディア視点を交えて徹底解説します。
1. レターリリースとは?「手紙」のように届ける新手法
レターリリースとは、その名の通り「Letter(手紙)」と「Release(リリース)」を掛け合わせた造語です。
これまでの「プレスリリース」は、新商品や人事異動といった「公式な決定事項」を発表する場でした。対してレターリリースは、「記事の種(ネタ)」になりそうな素材を、回数制限なく、手紙を送るような感覚で届けるものです。
例えるなら、プレスリリースが企業からの「公式声明文」であるのに対し、レターリリースは「取材のきっかけを生むための招待状」と言えるでしょう。
| 比較項目 | 従来のプレスリリース | 注目のレターリリース |
|---|---|---|
| 主な目的 | 公式情報の発表 (新商品・イベント) |
継続的な関係構築 取材のきっかけ作り |
| タイミング | 発売日・開催日など スポット的 |
回数制限なし トレンドに合わせて |
| 内容の性質 | 事実情報の伝達 (5W1Hの要点重視) |
素材性の高い情報 (背景・想い・裏話) |
2. 【Before/After】記事化率を高める書き方
では、具体的にどのような構成で書けば良いのでしょうか。よくある「失敗例」と、メディアに刺さる「改善例」を比較してみましょう。
Before 惜しい!失敗例
件名:【新機能】チャットツールに「スタンプ機能」が追加されました!
株式会社〇〇は、自社ツールにスタンプ機能を追加しました。これまでより楽しく会話ができます。ぜひ貴媒体でご紹介ください。
⚠️ これではただの「機能説明書」。ニュース性が薄い。
After 採用!レターリリース
件名:【調査データ】Z世代の7割が「上司との会話が怖い」?テキストを救う“スタンプ”の心理効果
テレワーク普及により若手の不安が増加。弊社データではスタンプ利用で応答速度が1.5倍に。開発担当者が語る「心理的安全性」について情報提供します。
✨ 「社会課題」+「データ」があり、記事にしやすい!
基本構成テンプレート
以下の要素を組み合わせて作成することで、記者が記事の構成要素として使いやすい内容になります。
- ① タイトル(Catchy)
読者(記者)へのメリットが一目で伝わる切り口にする。
(例:「社内ラジオが急増中?コミュニケーション不足を解消するアナログ回帰の現場」) - ② 導入文(Why Now?)
背景と問題提起。なぜ今、この話題を取り上げるのか、社会的な文脈を提示する。 - ③ 本文(Facts & Stories)
客観的な数字・データと、開発者の想いやエピソードを織り交ぜる。 - ④ 呼びかけ(Call to Action)
「詳細データあります」「インタビュー可能です」など、次のアクションを促す。
3. 効果的な配信方法
レターリリースを作成したら、どのように届けるのが正解でしょうか?
不特定多数にばら撒くのではなく、特定の記者へ「手紙」として届けるため、「メールでの個別配信」が基本となります。
「あなたへ送った」ことが伝わる文面に
一斉送信(BCC)は可能な限り避けましょう。
「〇〇様が以前書かれていた△△の記事を拝読し、本件も関心を持っていただけると思いご連絡しました」という1文があるだけで、記者の関心度と開封率は劇的に変わります。
一般的なリリース配信サービス(PRワイヤー等)は「公式発表」の場です。エッセイ的なレターリリースは審査に通らない場合や埋もれてしまう可能性があるため、「自社リストへの直接送付」が基本です。
まとめ:攻めの広報へシフトしよう
「プレスリリースは公式発表、レターリリースはラブレター」
この違いを意識して、小さな手紙からメディアとの関係を築きませんか?
※登録は1分で完了します。費用は一切かかりません。