プレスリリースを配信するうえで欠かせないのが「メディアリスト」。 誰に、どんな情報を、どう届けるか──この“土台”があるかどうかで、PRの結果は大きく変わります。 この記事では、現役メディア視点から「成果につながるメディアリストの作り方と運用法」を解説します。

1. メディアリストとは?

メディアリストとは、プレスリリースや情報提供を送るメディア関係者の連絡先リストのことです。 テレビ局・新聞・雑誌・Webメディアなどの担当者名、部署、メールアドレスなどをまとめます。 いわば「広報の営業リスト」であり、PR活動の心臓部とも言えます。

2. メディアリストが必要な理由

  • 📢 確実に情報を届ける: 一斉配信ではなく、担当者に直接届く仕組みを作れる
  • 🧭 ターゲットを絞り込める: 業界・テーマに合ったメディアへ精度高く発信
  • 🤝 信頼関係の積み重ね: 継続的に情報提供することで取材につながる
単に「送る先の一覧」ではなく、「関係を育てるデータベース」として運用することがポイントです。

3. 効果的なメディアリストの作り方

  1. ① 対象業界を決める: 自社のニュースが届きやすい分野を選定(例:IT、教育、美容など)
  2. ② 掲載実績を調べる: 同業他社が掲載されたメディアをリストアップ
  3. ③ メディアの連絡先を確認: 公式サイトの「編集部情報」「お問い合わせ」から取得
  4. ④ 担当者名を明記: 名前・部署・役職を記入(可能な範囲で)
  5. ⑤ 定期的に更新: 3ヶ月ごとに掲載・担当者の変動をチェック
エクセルやスプレッドシートでもOKですが、情報が増えるほど管理が煩雑になるため、 PRISAのように既に構築済みのメディアネットワークを活用するのも効果的です。

4. メディアリスト作成の注意点

  • 無差別配信はNG: 興味のない媒体に大量送信すると迷惑扱いされる
  • 個人情報の扱いに注意: 社員間共有は限定的に
  • 内容の一貫性: リリース文面はメディアごとに調整する
「誰に」「何を」「どのように」伝えるか。 この3点を意識すれば、メディアリストは“送るだけの名簿”から“戦略ツール”に変わります。

5. 効果を高めるメディアリスト運用のコツ

  • 📈 リストを「反応率」で分類する(取材・返信・掲載など)
  • 💬 コメント付きリリースを送る(担当者宛の一言で開封率UP)
  • 🧠 SNSでもつながる(記者や編集者の発信をフォロー)
  • 🗓️ 配信履歴を残す(いつ・誰に・どんな反応があったか)
継続的に運用することで、“数字で見える関係性”が構築できます。

6. まとめ|“送る”から“届く”へ

メディアリストは、リリース配信のスタート地点。 単にアドレスを並べるのではなく、「この人に届けたい」という意識が大切です。 PRISAでは、1163名のメディア関係者ネットワークを活用し、 企業のニュースを“届くリリース”としてサポートしています。
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