1. 広報とは?基本の定義
- 広報=企業と社会の橋渡し:企業の活動を“理解できる形”に整えて届ける。
- 広告との違い:広告は「枠を買って伝える」。広報は「関係の中で伝わる状態を作る」。
- PR(Public Relations)との関係:PRは「良い関係づくり」という広い概念。広報はその実務(メディア対応・発信・社内調整など)。
2. 広報の主な仕事
| 領域 | 具体例 |
|---|---|
| メディア対応 | プレスリリース作成・送付/取材対応/記者との関係構築 |
| 自社発信 | オウンドメディア・SNS運用/ニュースレター/レターリリース |
| 社内広報 | 理念浸透/インナーブランディング/情報共有 |
| 危機管理広報 | 不祥事・障害時の初動/ファクト整理/メッセージ統一 |
| リサーチ | 市場・競合・トレンド把握/データ収集と活用 |
3. 広報とPR/マーケ/広告の違い
- PR:Public Relations。社会との良い関係を継続的に設計すること。
- 広報:PRの実務担当。情報編集・メディア対応・社内外調整。
- マーケ:需要創出と売上最大化が主目的(市場起点)。
- 広告:有料出稿でリーチを買う手段(短期的到達)。
4. 取材を呼び込む広報の視点
- 社会性:時流・課題・公共性との接点を示す。
- 具体性:数字・データ・人のストーリーで裏付ける。
- 継続性:単発ではなく、情報を更新し続ける。
5. 広報に向いている人の特徴
- 聞くのが得意(傾聴)で、要点を編集できる
- 人や部署をつなぐ調整力がある
- 一次情報(現場・顧客の声)を掘り起こすのが好き
- 感情ではなくファクトで語る癖がある
6. これからの広報に求められること
- SNS時代の発信力:担当者の人柄や継続発信が信用になる。
- データ活用:露出だけでなく、認知・態度変容・問い合わせ等で評価。
- AIの活用:下書き・要約・構成案の高速化で、“設計”に時間を割く。
7. まとめ|広報とは“ニュースをつくる仕事”
広報は情報を出す係ではありません。社会にとっての意味を編集し、ニュースの形にして届ける仕事です。単発発表で終わらせず、関係を育てる継続発信へ。 PRISAでは、レターリリースを通じて“届く広報”を支援しています。▶ PRISAで無料登録して、情報発信を“届く仕組み”に。
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