株式会社Essen(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:橘 健吾、以下「Essen」)は、TAKANAWA GATEWAY地球益投資事業有限責任組合、NOBUNAGA Raise Fund投資事業有限責任組合に加え、事業会社および個人投資家を引受先とする第三者割当増資による資金調達を実施しました。
調達した資金を活用し、モビリティ広告の展開拡大、車載センサーによる漏水調査技術の実用化、事業・開発体制の強化を進めます。これらの事業を通じて、地域を走る車両を情報の収集・発信のネットワークへとつなぐ「モビリティコンステレーション」構想の実現を目指します。

街を走る車両を「地上に最も近い衛星」にする、モビリティコンステレーション構想
タクシーや配送車などのモビリティは、人やモノを運びながら、日々さまざまな場所を走っています。Essenは、これらの車両を「地上に最も近い衛星」と捉えています。複数の人工衛星が連携して観測などを行う「衛星コンステレーション」のように、地域を走る車両をネットワークとしてつなぎ、街の情報を集め、必要な情報を届ける。これが、Essenの掲げる「モビリティコンステレーション」構想です。

これまでEssenは、モビリティ広告プラットフォーム「WithDrive」を通じて、車両の位置情報や人流データを活用した広告効果の可視化に取り組んできました。車両を広告媒体として活用することで、広告主に生活者との接点を提供し、車両を保有・運行するパートナーには新たな収益機会を生み出しています。

現在はルーフトップサイネージを活用した広告の展開に加え、車載用赤外線センサーとAI解析を用いた水道管の漏水調査技術の開発・実証を進めています。2026年2月には豊田市との実証実験を開始し、モビリティを通じて得られるデータの活用領域を、インフラ維持管理へと広げています。
予測し、現場で確かめ、次の判断に生かす
広告と漏水調査に共通するのは、「場所と時間に応じて起きることを予測し、現場での観測結果から学ぶ」という考え方です。
広告では、どの場所・時間に情報を届けると効果があるかを分析し、実際の広告接触や反応の検証を次の施策に生かします。漏水調査では、管路などのデータからリスクの高い箇所を絞り込み、車載センサーによる観測や現地調査の結果を解析に反映します。
Essenが目指すのは、この予測と観測の循環を、地域のモビリティを通じて継続的に動かすことです。現場から得られるデータを蓄積し、解析の精度を高めることで、企業のマーケティングや自治体の調査・保全業務に役立てていきます。
観測を続けられる事業の仕組みをつくる
現実世界のデータを継続的に取得するには、センサーや解析技術に加え、車両を運行するパートナー、機器の設置・保守、地域での運用体制が必要です。
モビリティコンステレーション構想では、広告による「情報の発信」と、車載センサーによる「情報の収集」を、モビリティのネットワーク上で展開することを目指しています。広告によって車両を運行するパートナーに収益機会を生み出し、地域で培った関係や機器の設置・保守の知見をインフラ調査にも生かす。日常の移動から複数の価値を生み出すことで、継続的な観測を事業として支える仕組みを構築していきます。
今回調達した資金を活用し、モビリティ広告の展開拡大と漏水調査技術の実用化に向けて、各事業の需要と採算性の検証を進めます。あわせて地域ごとの導入・運用体制を整え、他地域にも展開できる事業モデルへと育てていきます。
調達資金の主な使途
1.モビリティ広告の販売・運用体制の強化
福岡での展開を進めながら、車両保有企業や広告代理店との連携を強化します。広告の販売、機器の設置、配信、効果測定、保守までの運用を整え、展開地域の拡大に向けた体制を構築します。

2.漏水調査技術の実用化に向けた検証
自治体などとの実証を通じて、漏水が疑われる箇所の抽出精度と、調査の効率化につながる効果を検証します。機器の扱いやすさ、解析結果の提供方法、データ管理も含め、現場で継続して利用できるサービスの開発を進めます。

3.技術と地域の現場をつなぐ組織づくり
事業開発、データ解析、プロダクト開発、プロジェクトマネジメントの体制を強化します。社内の技術と、車両保有企業・広告代理店・自治体・施工や保守を担うパートナーの専門性をつなぎ、地域への導入と運用を支える組織をつくります。
代表取締役 橘 健吾 コメント

「Essenは創業以来、日常の移動に新たな価値を見いだすことに取り組んできました。広告事業を通じて車両や地域のパートナーと向き合う中で、街を走る車両には、企業の情報を届けるとともに、街の状態を継続的に捉える役割を担える可能性があると考えるようになりました。
広告と漏水調査には、場所と時間に応じて起きることを予測し、現場で確かめ、その結果から学ぶという共通の構造があります。私たちは、この予測と観測の循環を、社会の中で動かしていきたいと考えています。
今回ご参画いただいた投資家の皆さまの支援を力に、モビリティ広告の展開拡大と漏水調査技術の実用化を進めていきます。技術を磨き、車両を運行する方々、広告主、自治体それぞれに価値が届く事業の仕組みをつくっていきます。ご参画いただいた投資家の皆さま、これまで支えてくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。
今のEssenには、技術と現場をつなぎ、事業の形そのものをつくる仕事があります。この挑戦を共に進める仲間との出会いを楽しみにしています。」
採用について
Essenでは、地域のモビリティとデータ解析をつなぎ、現実世界で使われるサービスをつくる仲間を求めています。
観測データを意思決定に役立つ情報へ変える技術開発、企業や自治体との事業づくり、地域への導入を支えるプロジェクト推進など、それぞれの専門性を持ち寄り、構想をサービスとして形にしていく段階です。
事業や技術、チームにご関心をお持ちの方は、ぜひカジュアル面談にお申し込みください。
採用・カジュアル面談のお問い合わせ:https://forms.gle/p3VX17VWKQyW65Y88
株式会社Essenについて
Essenは、「行動で未来を創発する」をミッションに、地域のモビリティを活用したデータ収集・解析基盤の構築を目指すスタートアップです。モビリティ広告事業「WithDrive」と、車載センサーを活用した漏水調査技術の開発・実証を通じて、日常の移動から企業や自治体の意思決定に役立つ価値を生み出します。
会社名:株式会社Essen
代表者:代表取締役 橘 健吾
所在地:神奈川県川崎市中原区木月一丁目32番3号
設立:2021年8月
Webサイト:https://www.essen-withdrive.com/
本件に関するお問い合わせ
株式会社Essen 広報担当
E-mail:press@essen-japan.com
本記事は、株式会社Essenが2026年10月6日にPR TIMESで発表したプレスリリースを原文のまま掲載しています。
元のリリース:街を走る車両を、社会を捉える観測網へ。Essen、資金調達を実施