大和ハウス工業、創業100周年を見据えた「統合報告書 2026」を発行

報告書の背景と目的

大和ハウス工業は2016年より「大和ハウスグループ統合報告書」を継続して発行しており、企業価値向上への取り組みを透明性高く開示しています。サステナビリティ経営の重要性が高まる中、本報告書はコミュニケーションツールとして活用され、株主・投資家との対話を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指すものです。

報告書の内容概要

「大和ハウスグループ統合報告書 2026」では、2025年度に終了した第7次中期経営計画の成果を振り返るとともに、創業100周年である2055年を見据えた未来価値創造の展望が示されています。さらに、新たにグループに加わった住友電設株式会社の業績や事業内容も紹介されており、事業戦略、財務戦略、そして社会価値と経済価値の創出に向けた取り組みが網羅されています。

大和ハウスグループ統合報告書 2026

報告書の主な構成は以下の通りです。

  • 第1章 CEO、COOメッセージ: 「世の中の役に立つ」という創業の原点に基づき、事業ポートフォリオの進化と価値創造を通じて実現する社会価値と経済価値の好循環を紹介。CEOとCOOが、未来価値創造を通じた創業100周年に向けた持続的成長の実現に向けた課題と戦略を語ります。

  • 第2章 価値創造ストーリー: 「顧客基盤」「人財基盤」「技術・ものづくり基盤」の3つの基盤が生み出す価値創造力を強みとし、多様な事業ポートフォリオを通じて社会課題の解決と新たな価値創出を推進するプロセスと進捗を紹介します。

  • 第3章 中期経営計画の振り返り: 持続的成長モデルの構築を目指し掲げた「収益モデルの進化」「経営効率の向上」「経営基盤の強化」という3つの経営方針に基づく主な取り組みと成果を振り返ります。

  • 第4章 財務戦略・資本戦略: CFOが、持続的な成長と企業価値向上の実現に向けた事業戦略と財務戦略の一体推進について語ります。財務基盤の強化と成長投資のバランス、ROE向上、資本コスト・株価を意識した経営、将来の成長を支える資本政策について解説します。

  • 第5章 事業の推進: 循環型バリューチェーンを核とした事業ポートフォリオの変革と、安定したキャッシュ・フローの創出、収益基盤の強化について紹介します。各事業の市場環境や戦略、第7次中期経営計画での成果、今後の成長方向性が示されており、米国住宅事業の中核を担うスタンレー・マーチン社CEOのメッセージも掲載されています。

  • 第6章 基盤の強化: 人的資本の強化に向けた取り組みや社会的インパクト不動産の進捗に加え、新たに策定された「エンドレスグリーンプログラム2029」および「エンドレスソーシャルプログラム2029」について説明します。機関投資家との対談を通じて、社会価値と経済価値の両立による企業価値向上に向けた考え方や取り組みが伝えられており、技術・ものづくり基盤では技術本部長メッセージや住友電設株式会社の社長メッセージが掲載されています。

  • 第7章 経営体制: 持続的な成長と企業価値向上を支える基盤として取り組んできたガバナンス体制強化の成果、新たな役員報酬体系の考え方を紹介します。社外取締役メッセージを通じて、資本コストと株価を意識した経営の実現に向けた考え方も伝えられています。

  • 第8章 業績・会社情報: 財務・非財務の両面から企業価値を伝えるため、事業と経営の現状を分析します。財務面では売上高やROEなどの指標、投資戦略、株主還元方針、株価推移を整理し、資本効率向上と安定的リターンの両立を目指す姿勢を明確にしています。非財務面では、人的資本や環境のKPIを通じて、サステナビリティ経営の状況を説明します。

今後の見通し

大和ハウス工業は、この統合報告書を通じてステークホルダーとの対話を深め、持続的な成長と企業価値の向上を目指していく方針です。

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