アソビシステムとORIGINALが資本業務提携を締結、日本文化の国際市場への接続と定着を目指す

アソビシステムとORIGINALが資本業務提携を締結

アソビシステム株式会社(本社:東京都渋谷区)とORIGINAL Inc.(本社:東京都渋谷区)は、このたび資本業務提携契約を締結しました。この提携は、日本のカルチャー、アート、観光、食文化を国際市場で継続的な事業へと成長させることを目的としています。

ASOBI SYSTEM x ORIGINAL Inc.

提携の背景と目的

日本文化に対する国際的な関心は近年高まっており、政府は訪日市場について2030年に6,000万人、消費15兆円、また日本発コンテンツの海外市場規模について2033年までに20兆円という官民目標を掲げています。しかし、インバウンドによる日本体験や海外でのイベント・ツアーで生まれた熱量を、現地で受け止め継続的な事業に変える基盤は、業界全体でまだ確立途上にあるとされています。

アソビシステムは2007年の設立以来、アーティストプロデュースやイベント企画・運営を通じて、日本発のカルチャーを国内外へ発信してきました。ORIGINALも同じく2007年に設立され、グローバルメディアブランド「Time Out」の日本版「タイムアウト東京」(2009年開設)を運営し、世界目線で日本の都市と文化の価値を再発見し、その魅力を世界に伝えてきました。両社はこれまで、異なる側面から国際市場と日本の架け橋としての役割を担ってきました。

今回の提携により、両社は世界から日本の文化に集まる関心を受け止め、国際市場で「継続発展できる事業」へと変えるための共同基盤を構築します。

提携の概要

本提携では、以下の3つの取り組みが実施されます。

1. 海外市場における事業基盤の共同構築

日本のカルチャー、アート、観光、食文化が生み出す集客力を、継続的な事業へと結びつける基盤を両社で企画、構築、運営します。ORIGINALが持つ「Time Out」をはじめとするグローバルネットワークと事業基盤の設計・運営力に、アソビシステムの企画・プロデュース力と海外市場開拓の経験が組み合わされます。まずは、訪日観光でも存在感を増している欧米豪を中心とした英語圏市場に注力します。

2. インバウンド・地域創生領域での協業

両社のブランド、知見、ネットワークを組み合わせ、訪日体験の向上と地域の国際化に共同で取り組みます。

3. 共同投資スキームの検討

共同事業の拡大を見据え、ファンドを含む新たな投資の仕組みづくりが検討されます。

本業務提携の長期的な推進のため、アソビシステムはORIGINALへ出資し、戦略的株主となります。両社は事業パートナーとして、共に成長を目指す新規プロジェクトの検討と推進を行っていく方針です。

両社代表のコメント

アソビシステム株式会社 代表取締役の中川悠介氏は、これまで日本カルチャーを世界に届ける中で、生まれた熱量を一過性で終わらせず、受け止めて育てていく基盤の必要性を感じていたと述べています。ORIGINALの伏谷氏と共にその基盤を構築し、日本発のカルチャーが世界に広がり、続いていく道筋を作っていきたいとしています。

ORIGINAL Inc. 代表取締役 / タイムアウト東京代表の伏谷博之氏は、日本のカルチャーに世界から熱い視線が集まる現在、注目だけでなく、それを持続的な事業に育てる仕組みが不足していると指摘しています。両社が手を組み、世界の関心を受け止める共同基盤づくりに取り組めることを期待しており、文化はビジネススキームだけでなく、文化的共鳴を軸とした長期的な取り組みの中で培われるものであると語っています。

今後の見通し

この資本業務提携は、日本が掲げる訪日市場およびコンテンツ海外市場の拡大目標達成に向けた重要な一歩となるでしょう。両社の専門性とネットワークを組み合わせることで、日本文化の国際市場における定着と、継続的な事業成長を促進する新たなプラットフォームが構築されることが期待されます。

会社概要

アソビシステム株式会社

  • 所在地:東京都渋谷区神宮前

  • 設立:2007年6月

  • 代表取締役:中川悠介

  • HP:https://asobisystem.com

ORIGINAL Inc.