SNSでの”何気ないポスト”に対して、「お金を払え!」というメッセージが届く事例が増加…

松本理平弁護士によると、SNSにおける、何気ない誹謗中傷ではない投稿(例えば政治に関する意見など)に対して、「あなたの投稿は名誉棄損だから、今、お金を払えば示談にするからお金を支払え!」という旨のメッセージが届く事例が増加。
これに対し、松本弁護士は「絶対にお金は払わないでください」と警鐘を鳴らしている。

示談金を要求するメッセージが届いたら、やるべきこと

相手側はお金が目的で、そもそも訴訟する気がないケースが多い。そのため、絶対お金を支払わず、そのまま放置すべき!裁判所の個人情報開示の仮処分決定があっても無視!

松本弁護士は、「絶対にお金を支払ってはいけません」と話す。そもそも、相手側は示談金で稼ごうとしているだけだという。

訴訟することになると、弁護士を雇うなどお金がかかってしまうため、示談金自体が目的。そのため、「絶対にお金は支払わず、そのまま放置しておけばよいです」と話す。
もっとも、裁判所がSNSの媒体に個人情報の開示させる決定がされても、それだけでは訴訟はできないし、訴訟をされたとしても高額な賠償は認められないケースがほとんどだという。

そもそもSNSでの示談金トラブルに巻き込まれないためには?


SNSに登録する際は、電話番号や住所・氏名などを登録しないほうが良い!~「発信者情報開示請求」により開示される情報はむやみに登録しない~

「当然ながらSNSに書き込む際は、過激なことは書かない方が良いです」と松本弁護士。
加えて、SNSに登録する際は、電話番号などは登録しない方が良いという。なぜなら、「発信者情報開示請求」を相手側が利用すれば、電話番号や住所・氏名が判明してしまうためだ。
したがって、このような“開示される情報”をむやみに登録しない方が良い。


SNSでのトラブルや、有名人が絡む訴訟について、解説が可能です!
松本理平(まつもと・りへい)/青山北町法律事務所 弁護士 (第一東京弁護士会所属)

慶應義塾大学 経済学部経済学科 卒業、九州大学法科大学院卒業後、複数の都内法律事務所での勤務及び大手金融機関での出向を経て、青山北町法律事務所を設立。


【企業お問い合わせ情報:青山北町法律事務所】
電話:03-6427-4550  
HP:https://aokita-law.com/