【鼻をかまないと、滲出性中耳炎になることも…】約6割の子どもが「正しい鼻のかみ方」を知らない!

子どもの多くは、恥ずかしがって鼻をかんでいない…。さらに、約6割の子どもが「正しい鼻のかみ方」をできていないというデータも…。その結果、鼻をすすると耳管を通じて中耳にも陰圧がかかってしまい、鼓膜がへこんでしまったり、貯留液が溜まったりして、「滲出性中耳炎」という病気の原因になってしまう。

鼻の診断から治療・日帰り手術・術後ケアまでワンストップ医療を行う鼻治療のスペシャリスト 武田桃子氏直伝の「正しい鼻のかみ方」とは?

花粉の時期に知っておきたい!正しい鼻のかみ方

口から息を吸い、ゆっくり少しずつかむのが、ポイント!

鼻のかみ方 4つのステップ

鼻のかみ方の4つのステップは下記の通り。
①反対がわの鼻をおさえて、片方ずつかむ
②鼻水をおし出すために、しっかり口から息をすう
③ゆっくり少しずつかむ
④最後まで強くかみすぎない

☆ポイントは、「やさしくかむこと」
逆に、強くかむと、耳がツーンとしたり、耳が聞こえにくくなることもあるため気をつけた方が良い。


子どももすぐできる!鼻のかみ方練習法

鼻息でティッシュロケットを飛ばせば、鼻のかみ方を練習できる!

「遊びながら鼻のかみ方を覚えることができるんです」と言う武田氏。
鼻息でティッシュを飛ばすのが効果的だという。

やってみよう!鼻息でロケット発射!
①ティッシュを丸めて、片方の鼻の穴につめる
②反対の鼻を指で押さえて、「フン!」と鼻息で出す
③だれが一番遠くに飛ぶかな?と競争する


また、鼻のかみ方を教えるタイミングは、
0〜1歳:鼻水を拭き取り、すっきりする感覚を教える
2歳:保護者が片方の鼻を押さえて、片方ずつ鼻をかむことを教える
3歳:自分で鼻をかむ練習を始める
4歳:正しい鼻のかみ方を教える

子ども達に正しい鼻のかみ方を伝えるため、2024年2月に絵本を出版!武田桃子(たけだ・ももこ)/武田耳鼻咽喉科 院長

鼻の診断・治療・日帰り手術・術後ケアなど院内で全治療が完結するワンストップ医療を実施。副鼻腔炎などの手術を年間200人実施し、携わった手術は累計8,000件に上る。
2児の母でもあり、学校医を担当するなかで、鼻をかまずにすする子どもの多さに気づき、絵本『鼻をかみましょう絵本でまなべる、鼻の正しいかみ方』を2024年2月に出版。

・BS-TBS「元気の守り神」2024年1月25日(木)・2024年2月1日(木)放送

【企業お問い合わせ情報:星野書房】
電話:03-6453-9396
HP:https://silas.jp/