相続人同士の争いなどトラブルを防げるのに遺言書を遺さない人は9割。延べ 2,000 人が利用!無料の遺言書自動作成サイト「遺言書AI」
遺言書を遺しておけば、相続人同士の争いなど死後のトラブルを防げるのにもかかわらず、日本人の10 人に9人は死亡保険金を遺しても「遺言書」を遺していない…。
そこで、今注目を集めているのが無料の遺言書自動作成サイト「遺言書 AI」。2022 年 4 月にサービス開始後、延べ 2,000 人が利用し話題を集めている。
*「遺言書 AI」サイト:https://okatakashi.net/igonsyo
高齢者でも簡単に使える!相続人の人数や財産の情報などを入力するだけでOK!遺言書の文言が記された PDF がメールで届く
「遺言書 AI」は、利用者が入力した内容を法的な契約書に落とし込んでくれるサービス。専用サイト「遺言書 AI」のページから相続人の人数・預貯金や不動産など財産の詳細、相続人の氏名や生年月日、遺産の配分割合を入力するだけでOK。最後にメールアドレスを記入すると、遺言書の文言が記された PDF が送られてくる。高齢者でも簡単に入力できるデザインなので使いやすい点も特徴。
PDFの文言を紙に手書きすれば正式な遺言書に!
あるいは、公証役場に行けば公正証書遺言も作れる
正式な遺言書とするには、自筆証書遺言ならPDFにある文言を紙に手書きすればよい。
公正証書遺言とするなら公証人に作成してもらえればよい。個人が公証役場に持っていくのはハードルが高いため、「遺言書 AI」を開発した岡高志行政書士事務所では、3万円で紹介するなどのサービスも提供。
遺言書作成のマンパワーが不足しているため「遺言書AI」を開発!
岡高志行政書士事務所代表 行政書士・社会福祉士/岡高志
年間100万人以上が亡くなる日本では、遺言書を作成するマンパワーが不足している…。
「ネットで遺言書を作成できるサービスを整備することが求められている」と感じた岡氏は、2022年に遺言書自動作成サイト「遺言書AI」を開発。
巨額の財産がなくても、自宅の分割で激しく争われることもある…
”人生の後片付け”のために遺言書作成は必要!
「遺言書がないと、子ども達が遺産の配分を争います。かつて遺産は長男総どりでしたが、子どもの法定相続割合は均等です。巨額の財産がなくても、自宅をどう分割するかで激しく争われます。子どもがいない場合でも、10人以上の甥姪が法定相続人として出てきて相続協議が進みません。人生の後片付けのために、遺言書作成は必要です」と岡氏は話す。