~パワハラ防止法施行後もハラスメントが増え続けるニッポン~
厚労省の総合労働相談コーナーには年間120万件の相談が寄せられる!
パワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)が 2020 年 6 月に施行され、さらに2022 年 4 月からは全企業に対し「ハラスメント相談窓口の設置」が義務化されたが、いまだハラスメント関連の相談件数は増加…。厚労省によると、総合労働相談コーナーに寄せられた相談は年間 120 万件に上る。
【ハラスメントの予防方法を提案するスペシャリスト・小野純】
労働トラブルを想定して、企業に提案する労働トラブル相談士
そんな中、注目されているのが、「労働トラブル相談士」。自社内でどのような対策を取っておけば、「ハラスメント問題が起きないか?」 「不適切な企業にならないか?」「労働者とのトラブルを招かないか?」など、様々な労働トラブルを想定して、適切な予防・改善手段を提案する専門家。
労働トラブル相談士・小野純氏が直伝!ハラスメントになる NG 行為
労働トラブル相談士のオンライン講座で解説も務める小野純氏によると、下記のような発言や行動をするだけで、「ハラスメント」になってしまうので注意が必要だという。
▼「おじさん、おばさん、坊や、お嬢さん」などと呼ぶのは、NG!
男性から女性だけでなく、女性から男性、同姓に対してこのような呼称で呼ぶのは、NG!
▼相手を否定する言葉やプライベートを否定する言葉は、NG!
「性格が悪い」「根性が無い」など相手を否定する言葉や、「付き合ってる相手もいないのだし、仕事に専念して」などプライベートを否定するのは NG!
▼採用面接で生活環境に関して質問するのは、NG!
「通勤は自宅からですか?」など生活環境について聞くのは NG!
さらに、「お父さんの仕事は?」など家族のことを聞くのも NG!
その他、「営業でアポが取れなかった日に罰金制度がある」
「全員参加のイベント等に一人だけ呼ばない」などもハラスメントになるので NG!
【労働トラブル相談士・小野純氏について】
全従業員が正しい知識を身につけることで組織マネジメントを円滑に!
オンライン講座「労働トラブル相談士認定講座」の解説を務める
小野氏が解説を務めるオンライン講座が、「『労働トラブル相談士』認定講座」。全 30 回、授業時間 20 時間をかけて、税金や社会保険、給与などの基礎からスタート。徐々に専科知識を身につけられる。受講後、「労働トラブル相談士」の受験資格が付与される。この講座は、すべての従業員が正しい知識を身につけることで、組織マネジメントを円滑にし、成果をあげることを目的にオンラインで開催。
※リニューアル講座は、2023 年 5 月に開始予定。
*「労働トラブル相談士」認定講座公式サイト:https://chrea.jp/