【一生に一度でも美術品を購入したことがある日本人はたった 18.4%】
「美術品購入はハードルが高い」と考えがちの日本人
「日本のアート産業に関する市場調査 2020」によると、一生に一度でも美術品などアート作品を購入した日本人の割合は、18.4%。また、日本と諸外国の国家予算に占める文化予算の割合は、日本が 0.11%、フランスは 1.06%。日本人にとっては美術品そのものが縁遠く、購入のハードルが高くなっているのが、現実…。
【様々なアート作品に親しんでもらい、アートを身近に感じてほしい】
初心者も楽しめるアートイベントを開催!老舗画廊の2代目・林田泰尚
京橋の「林田画廊」2代目の林田泰尚さんは、「このままでは若いアーティストが作りたいものを 作れなくなる…」と危惧し、イベント「東京アートアンティーク」の開催を決意!一般の人たちに様々なアート作品に親しんでもらい、美術を見る目を養ってもらう!そして、惹かれた作品を購入することで、若いアーティストを応援できる。
■日本橋を散策ながら、アートを気軽に楽しめる「東京アートアンティーク」を開催!
「東京アートアンティーク」は、1998 年から始まり 2023 年で 13 回目を迎える。イベントを開催する日本橋・京橋は、老舗、有名店を含む約 150 の美術店が軒を連ねるエリア。約 50 軒の美術店・画廊が展覧会を開催し、初心者でも散策し気軽にアートに触れられる!美術館と違い、実際に手に取り、触れて、店主や作家と語り合うことも可能。
*公式サイト:https://www.tokyoartantiques.com/
【「林田画廊」2代目代表取締役 林田泰尚】
アートは“学術的”に楽しまなくても良い!
初心者でも“自分好みの作品”に出会える「東京アートアンティーク」
「林田画廊」2代目代表取締役 林田泰尚(46 歳)09 年、「東京アートアンティーク」発足当初から実行委員会の中心的メンバーとして関わる。「東京アートアンティーク」の参加店はイベント期間中、1店舗 1 日最多 100 名以上が来店するという人気を博している。
■自分好みのアートに出会えるのが、「東京アートアンティーク」の魅力
アーティストは、家族や周りに支えられることで、作品を作ることができる。「画廊としてもその一端を担えたら」との思いで、「東京アートアンティーク」などを運営。「東京アートアンティーク」に来場するアート初心者のお客さんには、美術館のような“学術的な見方”だけでなく、“自分視点”で好みの作品を見つけてほしいという。
■アートを身近な存在にするため、作品を手にとり楽しめるギャラリーツアーも開催
若手作家の育成と発表の場を提供しながら、親しみやすい展覧会やワークショップを企画するなど、アイデアマンとして活動。アートを手にとる楽しみを多くの人々に感じてもらうため、ギャラリーツアーなども開催。