【手洗い・除菌が24時間やめられず死にたい】
コロナの影響で患者が急増中!100万人が患う不安障害「強迫性障害」

2020年以降、新型コロナウイルスの影響で「強迫性障害」の患者数が増加している。厚生労働省の試算では国内に 100万人程度の患者がいるとされる「強迫性障害」とは、不快な考えが頭に浮かび、それを振り払おうと過剰に行動を繰り返す不安障害の1つ。

「強迫性障害」:強迫観念から不安に駆られ、強迫行為を制御できずに繰り返す病
「窓から新型コロナウイルスが入ったから死ぬ」 「ニュースの殺人事件の犯人は自分だ」 「4という数字を見たから天罰が下る」などの考え(強迫観念)が自動的に浮かぶことで強烈な不安に駆られ、
「何時間も除菌や洗濯をしたり服を捨てる」 「殺人を犯していないか警察に確認をする」 「神社で神に詫びて不吉な数字を打ち消す」などの行動(強迫行為)を、それが不合理であるとわかりながらも制御できずに繰り返してしまう病気。

【強迫性障害を患いながら、同じ症状の患者さんを電話でカウンセリング】
年中無休・24時間対応可能な「強迫性障害相談ダイヤル」を実施

強迫性障害に苦しむ人やその家族向けに、電話カウンセリング「強迫性障害相談ダイヤル」を実施しているのが、「ヒトノココロ研究所」の marie(マリエ)さん。年中無休で 24 時間対応している。カウンセリングを担当する marieさんも 17 年前に強迫性障害を患い、現在も完治はしていないまま、延べ約 1,000 人の患者へのカウンセリングを行ってきた。

17 年前の母の死をきっかけに、現在も強迫性障害を患っているmarie さん
marieさんは 17 年前、母の死を機に強迫性障害を発症。不潔恐怖や反すう思考が主症状で24時間掃除をし続けたり、飲食やトイレすら困難になり、薬物の大量摂取により何度も意識を失うなど、出口の見えない日々を過ごす。
症状が改善したことを機に同じ症状の方の力になるべく、カウンセリングを開始
自分の意識と行動を変えたことにより、大幅に改善したことをきっかけに、同じく強迫で苦しんでいる方の力になりたく思い、完治には至らないまま、2020年、「強迫性障害を抱える強迫カウンセラー」として、「強迫性障害相談ダイヤル」を開設。

強迫性障害のmarie さんがカウンセリングしてくれるため、
患者さんは気持ちが楽になる!

「強迫性障害相談ダイヤル」は、marieさん自身の経験に基づく独自のアドバイスと、理解・共感による改善が特徴で、愛情を込めて、一人一人に合わせた、オーダーメイドカウンセリングを行っている。「marieさんに初めて理解されて気持ちが楽になり、強迫が改善した」という利用者からの感謝の声が多数届いている。

【症状に苦しんだ日々や改善法を紹介した書籍も出版】
患者さんやその家族のために綴った書籍『強迫性障害と共に生きる』が完売

2021 年には、書籍『強迫性障害と共に生きる』を執筆・出版。強迫性障害と闘ってきた地獄のような日々、サプリメントのアドバイス、強迫のしくみや改善法などを紹介。「強迫性障害の方はもちろん、強迫傾向のある方、そのご家族などのお力になりたい」という使命感で、出版に至った。※現在、紙書籍版は完売し、電子書籍版を販売中。