「無人販売」といえば、少し田舎の方に行くと自分で代金を集金箱に入れて野菜を購入できる野菜の無人直売所などをイメージする人が多いのではないでしょうか?
昔から存在はしていた無人販売という販売方法ですが、最近ではコロナ禍で対面を避けたいニーズも相まって無人販売所や各種自販機のバリエーションが増え、「こんなものまで売ってるの!」といった商品も購入できるようです。
コロナでの外食自粛もあり、メディアでも度々話題になった冷凍餃子の無人販売「餃子の雪松」は東京都内だけでも37店舗、全国で400店舗以上(ともに2022年7月5日時点)を構えるほど店舗を拡大しており、無人販売や自販機はちょっとしたブームの様相です。
今回はそんな最新の無人販売や面白い自販機の情報を調べてみました!
90秒でお店のようなラーメンが食べられるシリコンバレー発の次世代自販機
「Yo-Kai Express(ヨーカイエクスプレス)」
今年3月28日より順次、羽田空港第2ターミナル、首都高芝浦パーキングエリア、JR東日本 東京駅において導入が開始された次世代自販機「Yo-Kai Express(ヨーカイエクスプレス)」。
Yo-Kai Expressは、2016年創業のシリコンバレーのフードテックベンチャーで、「いつでも、手軽に、美味しいものを」をモットーに、温かい食事を24時間コンタクトレスで提供できる、革新的な自販機型の自動調理ソリューション。
6種類の味の中から最速90秒で出来立て熱々の生麺タイプのラーメンを食べることができる自販機。
提供する食品は、丼に入った形状で筐体内で冷凍保存されており、提供する際に独自の解凍技術を用いて最適な調理を行うことで、お店さながらの熱々の食事を提供可能にしているそうです。
・鶏 Yuzu Shio ・東京 Shoyu ・札幌 Spicy Miso ・九州 Tonkotsu
・一風堂博多豚骨ラーメン ・IPPUDOプラントベース(豚骨風)ラーメン
味のバリエーションはYo-Kai オリジナルフレーバー(希望小売価格:税込 790円)が4種と、一風堂提供(近日提供開始予定、価格未定)2種の計6種類(2022年春時点)となっており、1台で色々な味を楽しむことが出来ます。
レジ会計不要!世界最速でサラダを食べられるサラダの無人販売
「CRISP STATION(クリスプ・ステーション)」
2021年11月に東京・丸ビルにオープンした次世代のサラダストア「CRISP STATION(クリスプ・ステーション)」はフレッシュなサラダを手軽に購入できると話題のお店です。
その特徴はレジで会計する必要がないという新しいショッピング体験ができる点です。提供されているサラダはどれも同一価格となっており、その日に食べたい好きなサラダを選んだら冷蔵庫から取り出す持って帰って、好きな場所で食べるだけ。支払いは食べた後にパッケージのQRコードを読み込んでワンタップで決済することができます。
「大切な時間を少しでも長くサラダを楽しむために使って欲しい、そう考えたらレジ会計がなくなりました。」とアナウンスされており、今までにない新しいサラダ体験ができる無人販売となっています。
賞味期限間近の食品などを割引価格で販売し、食品ロス削減を目指す無人販売機
「fuubo(フーボ)」
今年、4月1日にJR東日本 東小金井駅の商業施設「nonowa東小金井」に設置された無人販売機「fuubo(フーボ)」を紹介します。「fuubo」はまだ食べられるにも関わらず、賞味期限が残り少ないなどを理由に、廃棄されてしまう食品を小売価格の3割~5割ほどの割引価格で購入できる無人販売機です。
利用方法は簡単で、まずは専用サイトから商品を購入し、現地の「fuubo」を電子ロック解錠することで商品を受け取れます。購入可能な商品はカップ麺、デザート、お菓子、ドリンクなど。非対面・非接触での購入ができる上、時間に関係なく、多様なライフスタイルに合わせて利用することができます。
廃棄されてしまう商品をお得に購入ができ、フードロス削減にもつながるSDGsな無人販売「fuubo」は関東では東小金井以外にも、ネスカフェ原宿(東京)、新宿郵便局(東京)、茨城県庁(茨城)、深谷グリーンパーク(埼玉)など、現在12箇所に設置(2022年7月5日時点)されており、全国で設置箇所を増やしています。
他にも魅力的な無人販売や自販機はたくさんありますが、今回は以上3つの最新の無人販売についてお届けしました。
面白い無人販売・自販機はどんどん増えてますので、チェックしてみるのはいかがでしょうか?
今回紹介した無人販売も近くに行った際などは是非、利用してみてください!