離婚が決まってから弁護士に相談するのは遅い!
法的な紛争を避けるため、「予防法務」をしておくべき!

▼「予防法務」とは、企業が法的な紛争を避けるために、または法的な紛争が発生してもすみやかに解決できるよう、予防するための取り組み全般のこと。
▼実は、企業だけではなく、一般人も「予防法務」をしておくべきだという。
たとえば、「親が亡くなってから、弁護士に相談」したり、「離婚するから、弁護士に相談」したりするのでは、遅い!

親が元気なうちに遺言書を作れば、遺族間での揉め事を回避できる!

▼「予防法務」はお医者さんで言う「予防接種」に似ている。
「予防接種」で予防するものが病気ならば、「予防法務」で予防するのは紛争。紛争とは、裁判所における審判や調停や訴訟など。
▼たとえば、「親が生きているうちに、遺言書を作るなんて不謹慎!」と考えがちだが、親が亡くなってから遺言書を作ると、遺族間で揉め事“紛争”が発生してしまうこともある。

「“かかりつけの弁護士”を見つけておくのが重要です!」と話す
元システムエンジニアで、現在 一橋大学のMBAに通う異色の弁護士
星野天 (ほしの・てん)【TEN法律事務所 代表】

【経歴】
2008年、大学卒業後、星野氏は都内のIT企業に就職。4年間SEとして働いたのち退職。
2015年、上智大学法科大学院を受験し、合格。
2016年、司法試験に合格。2017年に弁護士登録したのち、ソフィア法律事務所入所。
2019年、TEN法律事務所を設立。現在、一橋大学のMBAに通う異色の弁護士。

■“こと”が起こった後に契約すると弁護士費用が高額になることもある

▼「TEN法律事務所」代表の星野天弁護士によると、「かかりつけ医」のように、「かかりつけの弁護士」を見つけておくことが重要。
また、弁護士費用は、事件など“こと”が起こった後に契約すると高額になってしまうことも。

▼たとえば、予防法務のひとつ「婚前契約」をしていれば、、、自分の財産を守ることができる!
もしも、カップルの一方が資産家で結婚前から莫大な財産を所有しているならば、財産分与で分割すると離婚の際に莫大な金額を支払わなければならなくなる可能性がある。

▼借金が発覚した場合などの“取り決め”を事前にすることができる!
「借金があるのを隠していた」という事情が発覚した場合には「離婚をする」や「慰謝料を定める」など、婚前契約書であらかじめ取り決めをしてあれば安心。

中国・瀋陽に8年以上住んでいた経験を活かし、
日中間の企業進出を法律家としてサポート

▼星野氏は、長期間の法律顧問契約を十数社と結んでいる。
▼また、「日中のクロスボーダー案件」にも注力している。
日中のクロスボーダーは、法律の壁以上の、言葉の壁、特に文化(商文化)の壁が問題になる。
星野氏は、中国の瀋陽に8年以上住んでおり、中国語と日本語のバイリンガル。
中国企業の日本進出や日本企業の中国進出を法律の専門家としてサポートしている。

「大塚家具」の海外事業部業務もサポートしていた!
大塚久美子氏の新会社でも顧問を務める

▼星野氏は、「大塚家具」の企業顧問も務めていた業務歴を持つ。
大塚久美子社長(当時)が計画していた中国進出を中心にサポート。
大塚氏が「大塚家具」の社長退任後に設立した新会社でも、星野氏は顧問も務めるなど、大塚氏から絶大な信頼を得ている。

刑事事件の弁護では、バイリンガルであることを活かし、
正確な通訳により、中国人の合法的権利を守っている

▼また、星野氏は刑事事件の弁護も行っている。
外国人が出廷する際、細かい部分の通訳が正確でないことが多々ある。
星野氏は、中国語と日本語のバイリンガルなので、細部を正確に表現し、中国人の合法的権利を守る手助けも行っている。